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2007.12.06 (Thu)

上橋菜穂子 「精霊の守り人」

精霊の守り人 (軽装版偕成社ポッシュ)精霊の守り人 (軽装版偕成社ポッシュ)
(2006/11)
二木 真希子、上橋 菜穂子 他

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【内容】
女ながら、腕のたつ用心棒である、バルサは、新ヨゴ皇国の皇子チャグムの命をすくうだが、このチャグム皇子は、ふしぎな運命を背負わされていた“精霊の守り人”となったチャグム皇子を追って、ふたつの影が動きはじめバルサの目にみえぬ追手から命がけでチャグムを守る…野間児童文芸新人賞。産経児童出版文化賞。路傍の石文学賞受賞。



物語は子供向けでもあるので単純明快、女用心棒のバルサがあるきっかけでヨゴ皇国の第2皇子チャグムを守ることになります。チャグムの身体にはある精霊の卵が産み付けられており、実の父である王から、そして卵を狙う異世界の魔物から、命を狙われる幼い皇子チャグムをバルサが守りつつ、その精霊に纏わる謎を解き明かしていきます。

女用心棒バルサ。これまた女が惚れてしまうくらいカッコイイ女性なのです。
強く前向きな彼女ですが実は8人の命を救う立てるに至った哀しい過去を持っています。
そして何も一人ではできなかった皇子チャグムがバルサ達と旅を続けるにつれ、どんどんたくましく成長し変わっていく姿が実に眩しいのです。

日本人の描く全く異世界の純ファンタジーはとても久しぶりです。
グインサーガのような大人じゃないと理解がちょっと難しいかな、という箇所もなく、コバルト系ファンタジーに多く見られるような恋愛に重きを置くものでもなく(全く無いわけではないのです。そこが良いのです。)、とても暖かな愛情に溢れたファンタジー。
子供に是非読ませたい作品ですね。

これを読んだ人はチャグムのように強く成長し、バルサのように大きな愛情をもって人を守り、タンダのように影から静かに、しかし力強く人を支えられる人間になりたいと強く願うかも知れませんね。

まだまだ第一弾、続きを読むのが楽しみです。

お気に入り度:★★★☆☆

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コメント

●TBさせていただきました。
評判どおりで、すごくよかったです。
東洋的な身近に感じられる世界感で、物語にのめり込みやすかったです。
タウム |  2007.12.29(土) 10:39 | URL | 【編集】
●>タウムさん
コメント&TBありがとうございます!
年末年始とすっかりさぼってましてお返事遅くなりすみません。
TBの方ですが何故か上手く反映されなかったみたいで重ね重ねすみません。
確かにおっしゃるとおり異世界ですが東洋的な感じでイメージが湧きやすく違和感なく世界にすっと入っていけましたね。続きも楽しみです。
Spica |  2008.01.11(金) 22:19 | URL | 【編集】
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