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恩田陸 「ネクロポリス」  上下巻

2006.06.07 *Wed
ネクロポリス 上 ネクロポリス 上
恩田 陸 (2005/10/13)
朝日新聞社

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あらすじ(Amazonより抜粋)
恩田さんが本書で挑んだのは、ミステリーとファンタジー、東洋と西洋の融合した架空の世界。
物語の舞台は、アナザー・ヒル。そこは英国による植民地支配後、日本の文化が移入した歴史をもつ極東の島国V.ファーの聖地で、死者たちが現世に実体ある存在として還ってくるというのだ。そして、死者たちがやって来る「ヒガン」という祝祭の期間、V.ファーの国民は、彼らを『お客さん』として温かく迎えることが風習となっている。英国と日本の文化や風習が奇妙に混ざり合うV.ファーの国民は、みな「推理好き」で、「ゴシップ好き」。そこに今年は、「切り裂きジャック」ならぬ「血塗れジャック」という連続猟奇殺人事件が世間を賑わせ、誰もが犯人探しに躍起になっていた。けれども「ヒガン」になれば、犯人が分かる。なぜなら、『お客さん』は嘘をつかない存在なのである。物語の主人公ジュンイチロウは、東京大学で文化人類学を専攻する大学院生。フィールドワークのため親戚を頼ってアナザー・ヒルにやってきたのだが、そこで彼が出会うのは、不可思議な風習の数々、恐ろしい儀式や天変地異、さらには新たな殺人事件だった――。



まず装丁に惹かれます。
上下巻の表紙をあわせると舞台となるアナザー・ヒルが・・。
表紙をめくったところにも綺麗でいて、ぞくっとくるようなアナザーヒルの風景。
何となく大好きな「麦の海シリーズ」を思い起こされました。
上下巻、約800ページ、13章に及ぶ長編です。

が、2日でイッキ読みです。
12章までは 展開も内容も文句無しでした。
完全な架空の世界なんだけど、現実にも存在するような
ファンタジーなんだけど 自分たちの身近にもあるような
そんな 距離感が本当に恩田さんは上手だなぁと常に感心。

現実世界での殺人事件、
アナザーヒルという死者と会える聖域、
死者として現れる被害者達の証言、
アナザーヒルでも続く殺人事件、
10年前に忽然と消えた叔父の行方、
突然現れる謎の少女、
ジュンを取り巻く個性的な人々、

謎が謎を呼び、全く先が読めませんでした。
登場人物が大勢出てきますが 
キャラクターが上手く書き分けられているので
いきいきとしていて面白い。

いやーどっぷりアナザーヒルの世界にはまりました。
常野シリーズのような精神的な重さや切なさは余り感じることなく
謎解きやその世界観を楽しむという感じで
とても楽しみながら読めました。

ただ・・・最終章があまりに簡単に終結に向かってしまい
かなり拍子抜け
もうちょっと盛り上がって欲しかった・・・。

続編を書くつもりなのかなぁ、
ということに期待して良しとするかな。

評価:★★★★☆
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COMMENT (2)  TRACKBACK (1)  EDIT | 

COMMENT

次から次へと出てくる謎。無我夢中で読めました。
ここまで期待を膨らまさせてという想いと、
これで最後まで納得する作品にするためには
もう一、二巻は必要になりそうで
書き手も読み手も疲れそうかなあという感じでした。

TBさせていただきました。
2009/07/24(金) 20:12:12 | URL | 藍色 #- [Edit
>藍色さん
コメント&TBありがとうございます!

ページめくる手が止まらなかったですよね~。
続編は無理でもスピンオフくらい出してほしいなぁと思います。
2009/07/27(月) 00:42:05 | URL | * Spica * #YAj0RVgU [Edit

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懐かしい故人と再会できる聖地―アナザー・ヒル。 連続殺人、不可思議な風習、天変地異、そこに新たな事件が。 上巻はいろいろな事件や登...
2009/07/24(金) 20:07:04 | 粋な提案 [Del


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