スポンサーサイト

--.--.-- *--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
EDIT | 

2010年7月に読んだ本 (読書メーター)

2010.11.02 *Tue
7月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2871ページ

ふたりの距離の概算ふたりの距離の概算
ホータローが走る距離がゴールに近づくのと、物語のベールがはがれていくのが同時進行していて、ついつい読んでるこちらもスピードをあげたくなります。普通の人なら気付かないような些細な心の奥に潜む機微を描きだし、解きほぐしていく物語。人の気持ちは本当に計り知れないもの。だからこそ生まれるミステリーですよね。いろんな二人の距離が遠ざかったり縮まったり。省エネ主義のホータローだけど今回は最初から最後まで頑張ってましたね。まだまだ大きく外へは踏み出せず心に澱みを抱える彼の器用な中の不器用な面が愛おしくもありました。
読了日:07月30日 著者:米澤 穂信
オー!ファーザーオー!ファーザー
普通の高校生の由紀夫。でも彼にはとても個性的な父親がいる。それも一人じゃない。4人もいるのだ!誰が遺伝子的に父親かなんてものは誰も気にしない。その関係がちょっと羨ましくなるほど心地よい。登場人物たちが巻き起こすドタバタが面白くて読み終わる頃には一抹の淋しさも。それにしてもこの最強の四人の父親に愛された知代さんってどんな人なの?!と興味深々です。由紀夫が最後に見た白昼夢。胸苦しさとともに掛け替えのない家族の大切さを突きつけられたシーンでした。永遠じゃないからこそ宝物なんですよね。また彼らに会いたいです。
読了日:07月26日 著者:伊坂 幸太郎
コンビニたそがれ堂 星に願いを (ポプラ文庫ピュアフル)コンビニたそがれ堂 星に願いを (ポプラ文庫ピュアフル)
いつもながら懐かしくて温かい身近に起こる不思議な魔法。『星に願いを』は女性なら誰もが胸にきゅんとくるお話。『喫茶店コスモス』はちょうど電車の中で読んでいて、涙をこらえるのが大変でした。最後にはツイッターまで登場しておおっと思いましたが、時代や環境が変わっても、人の心の中に流れている温かさは変わらない、これからもずっとそうあってほしいと強く思いました。たそがれ堂にいつか自分も出会えたら素敵。でも、もし出会えなくても別の形で奇跡は訪れる、そう信じる気持ちが湧いてくる一冊ですね。
読了日:07月26日 著者:村山早紀
天地明察天地明察
碁打ちで算術好きの春海が改歴という天地を揺るがす偉業に立ち向かっていく。誤謬と明察の繰り返し。地上の支配という天下ではなく、宙にある天に挑んだ春海。天意という大きな設問に何度も何度も挑む春海と、彼を支えた多くの人々の想いに敬服しました。「精進せよ。精進せよ。」 彼に己の志を託し消えていった人々の温かい笑顔が忘れられません。今自分が当たり前のように思っているものが、人の手によって長い年月をかけて創り出された偉大なものであることを改めて実感しました。春海とえんの関係も素敵。
読了日:07月13日 著者:冲方 丁
にょっ記 (文春文庫)にょっ記 (文春文庫)
私たちと同じ場所、時間を歩いていても、穂村さんの目に映るもの、耳に入ってくる音は全く違ったものなのかも知れない。ありそうでなさそうなシュールな世界に口元が緩んでしまう。わき腹をこしょこしょとくすぐられる感じ。何ともこそばゆく、可笑しいのに哀しくなったりもする。言葉っていろんな色を持っているんだな、と改めて実感させられました。「うこん」にどきっとしたことはあるけど、「ちんすこう」にびくっとしたことはありませんでした(笑)
読了日:07月13日 著者:穂村 弘
シェイクスピア&カンパニー書店の優しき日々シェイクスピア&カンパニー書店の優しき日々
「見知らぬ人に冷たくするな。変装した天使かもしれないから」がモットーの実在するパリの書店が舞台。犯罪記者である著者がトラブルから逃げ出し、偶然転がり込んだのがこの書店。作家や作家を目指す人々が集まる不思議な空間。ノンフィクションですがまるで小説みたいに次から次に個性的な人が現れたり変な事件が起こります。苦労や挫折を背負いつつも皆気持ちの赴くままに自由に生きていて羨ましい。永住してしまうほど心地良く無いところがまた良いです。ありきたりな優しさは出てこないのに不思議と読み終わると温かい一冊でした。★x4
読了日:07月10日 著者:ジェレミー・マーサー
真昼なのに昏い部屋真昼なのに昏い部屋
表紙のゴヤの絵の美しい不気味さが、なんとも物語の雰囲気にマッチしています。ふわふわの小鳥のような主婦の美弥子さんと、そんな美弥子さんに恋をしているジョーンズさん。ですます調の丁寧で穏やかな言葉遣いで綴られる物語。ゆったり静かな心地いい空間が描かれています。でも美弥子さんが世界を飛び出してしまってから、その世界は一変。籠の中の鳥だったから彼女は魅力的だったのでしょうか。切ないというより悲しい。最後には残酷な恋の一面が強く残りました。★x4
読了日:07月09日 著者:江國 香織
古書の来歴古書の来歴
書物が焼かれるところでは最後に人も焼かれる--冒頭のこの言葉が頭から離れません。実在するユダヤ教の最古の祈祷本「サラエボ・ハガダー」。古書鑑定家のハンナが鑑定を進めるうちに、一冊の本が辿って来た数百年の過酷な運命の歴史が紐解かれていきます。蝶の羽やワインの染み・・・古書に残された小さな跡が凄惨で過酷な運命を物語っていて。命をかけて守り抜いた人々が起こした奇跡。胸が熱くなりました。ハンナの恋の話や稀少本をめぐる陰謀など、エンターテイメントとしても楽しめました。読み応えのある一冊です。★x5
読了日:07月09日 著者:ジェラルディン ブルックス
蝦蟇倉市事件1 (ミステリ・フロンティア)蝦蟇倉市事件1 (ミステリ・フロンティア)
不可能犯罪が多発する蝦蟇倉市を舞台としたアンソロジー第一弾。2より1の方が毒気がないかな。道尾さんの作品は小説ならではの言葉のトリックなどを細かく用いた王道ミステリー。ぞくっとくるような裏淋しい情景も浮かび楽しめました。伊坂さんの『浜田青年ホントスカ』。コミカルで小気味良いテンポながら実は残酷な結末へと進んでいくあたりはさすがといった感じ。残り3作品のうち2作品は、あまりにも無理やりなトリックでう~んと唸ってしまったものの、こういった作家の方同士が繋がって創り上げる企画というのは良いですね。★x3
読了日:07月09日 著者:道尾 秀介,伊坂 幸太郎,大山 誠一郎,福田 栄一,伯方 雪日

読書メーター


*********************************

随分、更新滞ってしまってます~。
7月…あんなに暑かったのが嘘のように秋を飛び越えて冬ですよね。
お風邪などにお気をつけてくださいませ。

7月は充実した内容の本ばかり!
『蝦蟇倉~』以外はどれも大当たり。
とても楽しく読ませていただきました。
『蝦蟇倉~』も伊坂さんや道尾さんなど楽しめたものもあるのですけど全体的に少し残念だったかな、と(ごめんなさい)。

米澤さんの古典部シリーズの最新刊は連載でも追っていたのですが、やはり通して読むと更に良いですね。
ブルックスの『古書の来歴』はとても重厚。江國さんの本は濃密。
伊坂さんの『オー!ファーザー!』は久々にさらりと楽しめる感じ。
『天地明察』は期待していたよりも地味ながら面白く、コンビニたそがれ堂新作はいつも通り温かい。
穂村さんのエッセイに爆笑。
パリのシェイクスピア書店訪問をいつかの目標に。

Twitterでつぶやいています♪

By TwitterButtons.com


《↓ 応援していただけると励みになります☆》
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ人気ブログランキングへ
関連記事
スポンサーサイト
COMMENT (0)  TRACKBACK (0)  EDIT | 

COMMENT

Comment Form


秘密にする
 

TRACKBACK

TrackBack List



Copyright © ホシノ図書館 All Rights Reserved.
テンプレート配布者:サリイ  ・・・  素材:TripISM

星が見える名言集100



プロフィール

Spica

Author:Spica
本の感想、映画の感想を綴っています。

ペーパー図書館司書です。
恩田陸、原田マハ、小川洋子、梨木果歩、森見登美彦、伊坂幸太郎、村上春樹、米澤穂信、穂村弘、瀬尾まいこ、森絵都、エンデ、キャロル、オースター、オースティン、マキューアン・・・など。

*当ブログ内の文章、データ等の無断転用、転載をお断りします。

spicaさんの読書メーター

spicaの今読んでる本

spicaの最近観たビデオ

ブグログ Spicaの本棚



↓参加中♪
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
人気ブログランキングへblogram投票ボタン





ブログ内検索



Twitter

Twitterボタン
Twitterブログパーツ



月別アーカイブ

07  06  01  11  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  01  12  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  08 



表示中の記事リスト

最新の記事



Tree-Comment



最近のトラックバック



大切な一冊



最近の記事



カテゴリ

【読書メーター(読書記録)】 (25)
【あ行の作家】 (56)
浅田次郎 (4)
有川 浩 (7)
伊坂幸太郎 (9)
石田衣良 (1)
市川拓司 (1)
上橋菜穂子 (3)
大崎 梢 (4)
大崎善生 (1)
小川洋子 (2)
奥田英朗  (3)
恩田 陸 (17)
その他 あ行の作家 (4)
【か行の作家】 (15)
海堂 尊 (4)
角田光代 (3)
川上弘美 (1)
北村薫 (2)
近藤史恵 (2)
その他 か行の作家 (3)
【さ行の作家】 (21)
桜庭一樹 (3)
重松 清 (1)
雫井 脩介 (2)
小路幸也 (5)
瀬尾まいこ (4)
その他 さ行の作家 (6)
【た行の作家】 (8)
たかのてるこ (3)
辻村深月 (2)
豊島ミホ (1)
その他 た行の作家 (2)
【な行の作家】 (5)
中原みすず (1)
西川美和 (1)
その他 な行の作家 (3)
【は行の作家】 (11)
初野 晴 (2)
東野圭吾 (6)
誉田哲也 (3)
【ま行の作家】 (33)
万城目学 (2)
三浦しをん (2)
三崎亜記  (2)
宮下奈都 (3)
宮部みゆき (3)
森 絵都 (4)
森見登美彦 (8)
その他 ま行の作家 (9)
【や行の作家】 (24)
米澤穂信 (19)
その他 や行の作家 (5)
【海外の作家(ア~ナ行)】 (4)
【海外の作家(ハ行~ワ行)】 (9)
【アンソロジー】 (2)
【絵本・児童文学】 (38)
酒井駒子の絵本 (3)
センダックの本 (5)
【本に纏わる雑記】 (5)
【鑑賞メーター(映画)】 (6)
【映画作品】 (15)
洋画タイトル(ア行) (1)
洋画タイトル(サ行) (2)
洋画タイトル(タ行) (1)
洋画タイトル(ハ行) (1)
洋画タイトル(マ行) (1)
洋画タイトル(ラ行) (2)
韓国映画(カ行) (1)
韓国映画(ハ行) (1)
韓国映画(マ行) (1)
邦画タイトル(あ行) (1)
邦画タイトル(か行) (0)
邦画タイトル(は行) (1)
邦画タイトル(ま行) (2)
未分類 (0)



全記事表示リンク

全ての記事を表示する



人気記事ランキング



お気に入り読書blog list



リンク

このブログをリンクに追加する



気になる新刊情報♪

気になる作家さんの新刊リストです(自動更新)



RSSフィード



FC2カウンター



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。