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2010年4月に読んだ本(読書メーター)

2010.05.21 *Fri
4月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:3504ページ

十一月の扉 (新潮文庫)十一月の扉 (新潮文庫)
素敵な洋館で二か月間暮らすことになった中学生の爽子。十一月荘での穏やかな暮らしがゆっくりと彼女の気持ちを溶かしていきます。そして彼女が紡ぎだしたドードー鳥の物語。素敵な楽しい物語はちょっと見方を変えればそこにもここにも転がっている。たった二か月の生活が少女を大きく変えていきます。その後の爽子が気になっていた私。文庫版のあとがきの三十年の後の「耿介からの手紙」も良かったです。温かく懐かしい気持ちと同時にとても切なく胸に響く作品でした。この気持ちを忘れないよう、ときどき手にとって読みたい一冊です。
読了日:04月28日 著者:高楼 方子
図書館の神様図書館の神様
文芸部顧問の清と唯一の部員垣内くん。ふたりの温度差の違う会話がとても心地良かったです。全く違う感受性を持つ二人だけにお互い良い影響を与えあっているんですね。ある事件をきっかけに人生が止まっていた清。気づけば一生懸命になっている自分がいて。ふたりが走り出すシーンは爽快です。全てが汗と一緒になって後ろに洗い流されていくようでした。神様はいる。たとえば誰もいない図書館にでも。★★★★☆
読了日:04月21日 著者:瀬尾 まいこ
贖罪 (ミステリ・フロンティア)贖罪 (ミステリ・フロンティア)
被害者の母親の投げつけた一言。その呪縛から逃れられない彼女たちの壮絶な人生。罪が罪を呼ぶ。恐ろしい連鎖です。『告白』以上に辛かったです。得体の知れない怖さが後ろから差し迫ってくるような生々しい重さでした。もう読みたくない。目をつむってしまいたいと思いながらもページが進んでしまうあたりはさすがといった感じです。最後には救いのない無力感に包まれました。★★★☆☆
読了日:04月20日 著者:湊 かなえ
獣の奏者 2王獣編 (講談社文庫)獣の奏者 2王獣編 (講談社文庫)
最後のページをめくったあと、しばらく言葉が出てこないくらい没頭してしまいました。エリンが、リアンが、くっきりと目の前に現れて大空に飛び立つのを目にしたように感じます。人と王獣の間には絶対に埋めることのできない溝がある。それでもその溝を飛び越えてしまう想いが、絆が、苦しいほどに愛おしかったです。「なぜ?どんな気持ちで...?」相手を知りたい、理解したいという想いの強さに胸が打たれると同時に、想いが通じることへの勇気をもらいました。素晴らしかったです。★★★★★
読了日:04月14日 著者:上橋 菜穂子
「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)
『賢者の石』を読んだとき、誰がこの展開を想像したでしょう。ここまで追いつめなければいけなかったのでしょうか。失った命の多さだけなかなか受け入れることができませんでした。魔法で何もかも元通り!なんてこともなく、現実として受け止めてしっかり生きていく彼らは素敵でした。ありふれた小さな幸せ。その小さな幸せがどれほど素晴らしいものか、彼らは知っているから強いんですね。スネイプが最後にハリーに囁いたあるお願い。彼の真意を知ったとき、涙があふれて止まりませんでした。いつか9と3/4番線で彼らに偶然会えますように。
読了日:04月14日 著者:J. K. ローリング
獣の奏者 1闘蛇編 (講談社文庫)獣の奏者 1闘蛇編 (講談社文庫)
これは噂に違わず本当に面白いですね!もう読み出したら止まらなくて何も手につかなくなってしまいました。全く異世界の話なのに、難しい説明もなく当たり前のようにすーっとその世界が目の前に広がります。冒頭から衝撃的な事件により物語が始まり、やっと得られたつかの間の平和にも影がさし、いったいこれからエリンに何が起こるのか。人よりもとても感性が強く、聡明なエリンがどう獣たちと触れ合っていくのか。それがいったい世界をどう動かすことになるのか。続きがとても楽しみです。
読了日:04月04日 著者:上橋 菜穂子
ボトルネック (新潮文庫)ボトルネック (新潮文庫)
僕のいる世界に姉はいない。姉のいる世界に僕はいない。パラレルワールドに迷い込んだ主人公のミステリー。ミステリー的にはもちろんですが、心理的に重く衝撃的な設定でした。自分が生きていた世界よりも皆が幸せそうにしているのを目にした主人公。読んでいて心が切りつけられました。パラレルワールドが突きつけた試練はあまりに大きいです。最後の電話とメール。彼はこれからどちらに向かうのか。それは読み手次第かもしれませんね。★★★★☆
読了日:04月04日 著者:米澤 穂信
犬はどこだ (創元推理文庫)犬はどこだ (創元推理文庫)
病気のため会社をやめ故郷で調査事務所を開業した紺屋。失踪した女性の捜索と謎の古文書の解読。二つの事件、全く関係ないようでいて、少しずつ関係性が見えてきます。紺屋とハンペーの性格が正反対なのもいいですね。探偵かぶれのハンペーの先走りっぷりが笑えます。テンポも良く笑いも交えつつどんどん物語が進んでいくだけに、ラストは衝撃。ほんの数ページでこうも物語の色が変わるのかと驚きました。読後は背筋がゾクっとしました。また二人の探偵さんに会いたいですね。
読了日:04月02日 著者:米澤 穂信
輝ける鼻のどんぐ輝ける鼻のどんぐ
ずっと気になっていたエドワード・ゴーリーの絵本。私の通う図書館では児童書ではなくYAコーナーに置いてありますが、それも納得!細く繊細な線で描かれた世界は一度目にしたら二度と忘れられないくらい刺激的。美しくも恐ろしく、可愛らしくもおぞましいような、見る人を惹きつけて離さない力を持っていますね。虜になりそうです。こちらの本はエドワード・リアの詩を柴田元幸さんが訳しており、文章も素晴らしく絵と合わさると、まさに低く深い声が海の底から響いてくるようでした。
読了日:04月02日 著者:エドワード リア

読書メーター


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遅ればせながら4月の読書メーターのまとめです。
きゅ、9冊...少ないですね。
ちょっと4月から始めたことがいくつかあって、読書スピードが落ちがちでした。
でもやっぱり読書時間が少なくなると心にぽっかり穴があいた感じになってしまうなぁと感じたので、再びスピードアップを目指します。
無理せず、楽しむ範囲でね^^

上橋さんの『獣の奏者』、期待通りというか期待以上の面白さでした。
児童文学、ファンタジーの枠を超えて広く読み継がれるシリーズになりそうですね。
素晴らしかったです。
まだあと続編の2冊が残っていますので落ち着いたら読もうと思います。

米澤先生の『ボトルネック』は衝撃的な作品でした。もし自分だったら...と考えると怖くなります。
最後をどうとるか。読者によって分かれそうな一冊ですね。

湊かなえ『贖罪』。これはもう読んでいて何度大きなため息をついたことか。

『十一月の扉』は素敵な一冊でした♪あぁ中学の時に出会えていたらなぁ。
主人公の気持ちや行動が痛いほど伝わってきて、懐かしくなりました。


5月は、三崎さん新作『コロヨシ!』、初の西尾維新『難民探偵』、ドラマで話題の『八日目の蝉』など読んでいます。
読みたい本があるって幸せです。読む時間がある今を大事にしたいと思います。



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