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2010年1月に読んだ本(読書メーターまとめ)

2010.02.03 *Wed
1月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:2648ページ

新潮クレストブックス初夜 (新潮クレスト・ブックス)新潮クレストブックス初夜 (新潮クレスト・ブックス)
お互い愛しあっているのに、相手の気持ちに応えられない男女の、人間という動物である故の切ない物語。今の時代から当時の二人を見るとじれったく、少し滑稽にすら映るかも知れません。でもマキューアンの巧みな文章に引き込まれ、愛する相手の一挙一動に打ち震えながら読みました。まだ「自由」がなかった男女の心と身体の繊細な動きを本当に細やかに描写していて見事でした。あの時、声さえかけていたら、もしくは彼らがあと10年遅く生まれていたら別の人生を歩めたのでしょうか。★★★★☆
読了日:01月28日 著者:イアン・マキューアン

極北クレイマー極北クレイマー
赤字を抱える問題だらけの極北市民病院。その現状たるや読んでいるだけでもし自分の近くにある病院がここだけだったら即座に引越す!という位の悲惨な状況。読んでいて不安と怒りがこみ上げて爆発しそうなときに颯爽と姫宮嬢登場!問題山積みのこの病院ですが必要としている人がいるんですよね。病院を運営していくことの難しさ、地方財政との絡み、医療訴訟など、生きていくうえで欠かせない問題なのに普段なかなか考える機会がなかったことについていろいろと考えさせられました。まだまだ課題は山積みのまま。今後の彼らも観たいです。★★★★☆
読了日:01月27日 著者:海堂 尊

初恋ソムリエ初恋ソムリエ
「退出ゲーム」の続編です。ハルタと千夏の恋のライバル争いはもちろん健在。癖のある仲間も増えます。読んでる最中は千夏やハルタたちのやりとりがおかしくて声を出して笑っちゃうくらいなのに最後の最後でいつも胸に痛みが走ります。今回は特に「アスモデウスの視線」と「初恋ソムリエ」の謎解きの裏に隠された真実にやられました。各篇序章での「誰かの」独白。事件が解決したときにこの「独白」の意味するところがわかり、「すとん」と心の中に落ちてきて切なさが増しますね。★x5
読了日:01月26日 著者:初野 晴

SOSの猿SOSの猿
家電販売員でもあり悪魔払い師でもある二郎が語る「私の話」と謎の語り手によって進められる「猿の話」。いったいこの二つがどう絡むのか、高揚する気持ちを抑えつつ読みすすめました。平行していたと思っていた二つの話は実は意外な方向へと導かれ、二重三重の重なりに読んでいるこちら側の頭の中は翻弄されまくり!題材は重いけどテンポは軽やか。煩わしさすら消えてしまったら孤独しか残らないという言葉が心に残りました。
読了日:01月25日 著者:伊坂 幸太郎

読んでいない本について堂々と語る方法読んでいない本について堂々と語る方法
本は読まずにこれだけ語れるものなんだ、といろんな実例とともに面白く述べられていてとても読みやすく堪能できました。多読の危険性というのも確かに分かる気はします。とはいっても読書って知識を得ることだけじゃなくて読む楽しみというのも大きいから私は止められないかなぁ。でも、本の位置関係の把握、全体を見渡す力の重要性という捉え方はなるほどなぁと思いました。読書は失うこと。そう思うと読んだ本を忘れちゃうことや読んで得たはずの知識が曖昧なことも少し怖くなくなりました。最後はしてやられました。★★★★☆
読了日:01月18日 著者:ピエール・バイヤール

遠くの声に耳を澄ませて遠くの声に耳を澄ませて
12編からなる短編集。読んでいくうちに、連作短編集だと気づきました。さりげなく、全ての物語が繋がっているんです。どの物語も静かに流れていくのですが、それでいて心にじっくり沁みこんで来ます。じんわり、きーんと響いてくる。どれも淡い色で描かれていますが、読んでいて心地の良い文章を書く作家さんですね。足袋をはいてひた走るシーンが爽快でした。★★★★☆
読了日:01月16日 著者:宮下 奈都

散歩の達人 2010年 01月号 [雑誌]散歩の達人 2010年 01月号 [雑誌]
読了日:01月07日 著者:

モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)
実に四半世紀ぶりの再読。モモはただそこにいて、じっと人の話を聞いているだけ。人の話をじっと穏やかに聞いてくれるモモの存在、全てを受け止めてくれる彼女の純粋で広い心が彼らのより所となるのは自然なことですね。何でも便利さや効率化が優先される現代を予見してたような一冊。私たちの周りには灰色の男が今、いっぱいいて、その男たちに振り回されていることに気づいていないかも?なんて考えさせられます。私にも今モモが必要なのかもしれません。★★★★★
読了日:01月07日 著者:ミヒャエル・エンデ

ケニーのまどケニーのまど
「かいじゅうたちのいるところ」のような繊細な色使いのセンダックも好きですが、「チキンスープライスいり」のようなシンプルで透明感のあるセンダックの絵も大好き。この作品はベージュ単色でさらにシンプルな感じで柔らかく少年の夢の世界が優しく描かれています。ケニーはある日不思議な庭の夢を見ます。昼と夜が半分半分のお庭なんてなんて魅力的!ケニーは7つの謎をといていくのですが、その謎解きがなんとも哲学的で読んでいるうちにすっかり引き込まれてしまいます。想像力をかきたてられるすてきなお話でした。★x5
読了日:01月06日 著者:モーリス・センダック

マイ・ブルー・ヘブン―東京バンドワゴンマイ・ブルー・ヘブン―東京バンドワゴン
第四弾はスピンオフ。舞台は戦後直後の日本。これから国を立て直していかねばならない混乱の時期。<文明文化に関する些事諸問題なら、如何なる事でも万事解決>もちろんこの時代でもバンドワゴンの心意気は変わらない。あるお嬢さんを助けるために堀田家の人々が奔走します。若き勘一に父・草平、やり手貿易商のジョーや、とびきりの美人のマリアなども加わって強い強い。時代背景やメンバーはいつもと異なるものの、賑やかさや真っ直ぐな思い、芯の通った強さは、今も昔も同じバンドワゴン。より一層、バンドワゴンへの愛着が増えていく一冊です。
読了日:01月05日 著者:小路 幸也

おさがしの本はおさがしの本は
公立図書館のレファレンスカウンター担当司書が主人公のお話。大崎梢の「配達赤ずきん」など謎に隠されたエピソードに重点が置かれている作品が多いものですが、こちらの作品は結構謎そのものを説いていく方に重点がある感じ。そんな謎解きの連作短編で終わるのかと思いきや、いきなり図書館そのものの存在を否定する館長就任により図書館存続の危機に。「図書館は廃業のきわみ」とまでの言われ放題や最終的な彼の行き先も含め、しっくりこない部分もありましたが、図書館への愛情も伝わってきて、全体的にはさらりと読めました。★★★☆☆
読了日:01月05日 著者:門井 慶喜

読書メーター


+++++++++++++++++++++++
積読本が増えたのに比べ、消化不足になってしまいました。
でもそれだけ読みたい本がある、ということですよね。
地道にコツコツ読んでいきます。

読んでもすぐ忘れちゃったり、うまく言葉でまとめられなかったり、モヤモヤすることがありますが、バイヤールの「読んでいない本について堂々と語る方法」を読んで、ちょっと気が楽になりました。(ハウツー本ではないです~)

今月は
「初夜」の繊細な筆致、
「初恋ソムリエ」の謎の裏に隠された真実、
「遠くの声に耳を澄ませて」の静かな優しさ、
「マイブルーヘブン」での堀田家に秘められた過去、
「ケニーのまど」の哲学的な謎かけ、
が特に心に残りました。

そして四半世紀ぶりの「モモ」
エンデというと「はてしない物語」を愛してやまない私なのですが、久々に読んだ「モモ」はやっぱり素晴らしかったです。久々にボロボロになっている「はてしない物語」も手に取りたくなりました。

さて、新年明けてから2月にかけては、新刊で気になる作品もいっぱい。
楽しみです♪

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