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北村 薫 「街の灯」

2009.09.01 *Tue
街の灯 (文春文庫)街の灯 (文春文庫)
(2006/05)
北村 薫

商品詳細を見る

内容(「BOOK」データベースより)
昭和七年、士族出身の上流家庭・花村家にやってきた女性運転手別宮みつ子。令嬢の英子はサッカレーの『虚栄の市』のヒロインにちなみ、彼女をベッキーさんと呼ぶ。新聞に載った変死事件の謎を解く「虚栄の市」、英子の兄を悩ませる暗号の謎「銀座八丁」、映写会上映中の同席者の死を推理する「街の灯」の三篇を収録。



昭和7年が舞台。
士族の良家の社長令嬢・英子お嬢様と、運転手・ベッキーさん。
二人が身の回りに起こる謎を解いていくシリーズ第一弾。

その時代に女ながらにボディガードの資質も兼ね備えているベッキーさんが魅力的
常に冷静沈着、いつも核心に一番近いところにいながらも控えめで前にでることがない。
好奇心旺盛な英子お嬢様は多少世間知らずな部分は持っているものの、その純粋培養された目で真っ直ぐに物事を見ることで謎を解いていく。

とても面白かったです。
時代設定や上流階級という舞台もあってか、同じ北村さんの円紫師匠シリーズよりも日常でありながら非日常な感じがあってドキドキ感もありました。
ベッキーさんの出自もまだまだ謎なので続きが楽しみです。


「虚栄の市」
お嬢様さんベッキーさんの出会い。
そしてある日、「奇怪、自らを埋葬せる男」なる見出しが新聞に出る。
そしてお嬢様はこの謎解きに乗り出すのです。
サッカレーや乱歩の物語と絡み合わせながら物語が進んでいくあたり、読書好きにはたまらないですね。
虚栄の市、是非是非読んでみたくなりました。(でもすごい長編なんですね・・・)

「銀座八丁」
兄と一緒に挑む銀座の街にまつわる暗号解き。
昔の銀座や東京の街並みが目の前に浮かんでくるようで楽しめました。
華族の桐原家の麗子様に呼び出されるも、その真意が女運転手であるベッキーさんだった。
そこに麗子様の兄も出てきて・・・というベッキーさんの謎にせまるくだりも目が離せません。

「街の灯」チャップリンの映画「街の灯」から来てるんですね。
軽井沢に避暑に赴くお嬢様たち。そこで開かれた映写会で突然、1人の女性に異変が起こります。
いったい何が起こったのか。
桐原家の道子さんの良家の子女であるゆえの諦めを受け入れた強さ、寂しさと冷徹さが垣間見えとても印象に残りました。

お気に入り度:★★★★☆

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COMMENT (4)  TRACKBACK (2)  EDIT | 

COMMENT

昭和7年の銀座の様子や上流階級の人たちの暮らしぶりが
詳しく書かれていて、興味深かったです。
続編も同じレベルできっちりと面白いのでお薦めです。
2009/09/01(火) 10:11:48 | URL | なな #- [Edit
>ななさんへ
こんばんは~。
そうですね、昭和初期で上流階級という設定が
物語をさらに面白くしてますよね~。
とても気に入りました♪
続編もさっそく図書館で予約しました。
楽しみです。
2009/09/01(火) 21:56:03 | URL | * Spica * #YAj0RVgU [Edit
英子やベッキーさんがその時代に確かに生きていたということが伝わってくる内容でした。生きていたに違いない!って半ば信じちゃいそうなくらい。
上流階級の人々たちの生活ぶりだけでなく、ミステリも面白かったですね!
2009/09/02(水) 22:07:40 | URL | エビノート #- [Edit
>エビノートさん
こんばんは~(^^)
そうですよね~~!
彼女達の動いている映像が浮かんでくる感じで、
キャストとか考えてみるのも楽しそう、なんて思いました。
続編も楽しみです!
2009/09/02(水) 22:29:44 | URL | * Spica * #YAj0RVgU [Edit

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街の灯 北村 薫 昭和7年。大手財閥系商事会社の社長令嬢・花村英子は父親から新しい運転を紹介される。武術の達人で美貌で妙齢の別宮(べっく)という女性で、読んでいた小説の主人公に因んでベッキーさんと呼ばれることになります。英子がベッキーさんの助けを借り?...
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