This Archive : 2010年02月

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東野 圭吾 「新参者」

2010.02.28 *Sun
新参者新参者
(2009/09/18)
東野 圭吾

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内容(「BOOK」データベースより)
日本橋。江戸の匂いも残るこの町の一角で発見された、ひとり暮らしの四十代女性の絞殺死体。「どうして、あんなにいい人が…」周囲がこう声を重ねる彼女の身に何が起きていたのか。着任したばかりの刑事・加賀恭一郎は、事件の謎を解き明かすため、未知の土地を歩き回る。



あるひとつの殺人事件を追う課程で、様々な立場の人たちの人生に触れていく。
ひとつひとつのしがらみが解かれていくのと相反して、事件の謎は深みにはまっていきます。
ますますページをめくる手はとまりません。

人々の心のわだかまりを溶かしていった加賀刑事。

「刑事の仕事はそれだけじゃない。捜査だけじゃない。事件によって心が傷つけられた人がいるならその人だって被害者だ。そういう被害者を救う手だてを探し出すのも、刑事の役目だ。」

彼の言う、もうひとつの「被害者」の言葉が胸に響きました。

「洋菓子屋の店員」では涙が溢れました。

最後の最後まで裏方に徹するあたりが渋いです。
彼の大きな背中が見えた気がしました。

お気に入り度:★★★★☆
(2010年2月7日読了)

追伸: 阿部寛さんが主演でドラマ化決定なんですね!どんな加賀刑事になるのか楽しみです。

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【児童文学】 「センダックの世界」 セルマ・G.レインズ

2010.02.27 *Sat
センダックの世界〈新装版〉センダックの世界〈新装版〉
(2010/01/14)
セルマ・G.レインズ

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ずっしり大きくて分厚い一冊。
絵も文も豊富。初期のスケッチや挿絵から、現在にいたる作品までぎっしり味わえる一冊。

幼少のころの彼の環境が大きく作品に影響を及ぼしていることがわかります。
まずは彼の父が語ってくれた即興の空想物語が彼の作品が生まれる最初の重要な源となっていること。
そして彼自身「自分のすぐれているところは絵とか文ではなく人が忘れてしまったいろいろなことを覚えていることだ」と述べており、子ども時代に見たこと聞いたこと、そして想像したことが作品に表現されているんですね。

いろいろと意外だった事実も。
センダックがディズニーが大好きだったことや、学校は嫌いで正規の教育は想像力の敵だとまで考えていたこと、
「ケニーのまど」の絵が、本人としてはぞっとする絵だと評価していることなど。
そして「ふふふん へへへん ぽん!」に出てくる犬のジェニーはセンダックの大切にしていた愛犬だったんですね。

最初から絵本作家、画家として成功をおさめていたわけではなく、時間をかけて本を作り上げていったセンダック
途中酷評を受けた作品もあります。
彼がかかわった挿絵になると数知れず。
実は私の実家の本棚にある「陸にあがった人魚のはなし」の挿絵もセンダックだったわかり驚きました。


「想像やファンタジーを通じて子どもはカタルシスを達成する。」(p.65)


子どもの持つ想像力の素晴らしさ・大切さへのセンダックの強い思いが伝わってくるそんな重厚な一冊でした。

お気に入り度:★★★★★
(2010年2月6日読了)

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海堂 尊 「極北クレイマー」

2010.02.26 *Fri
極北クレイマー極北クレイマー
(2009/04/07)
海堂 尊

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内容(「BOOK」データベースより)
財政破綻にあえぐ極北市。赤字5つ星の極北市民病院に、非常勤外科医の今中がやってきた。院長と事務長の対立、不衛生でカルテ管理もずさん、謎めいた医療事故、女性ジャーナリストの野心、病院閉鎖の危機…。はたして今中は桃色眼鏡の派遣女医・姫宮と手を組んで、医療崩壊の現場を再生できるのか。


「螺旋迷宮」「ジーンワルツ」も絡んでくるからそちらを読んでからがいいですよ、と教えてもらっていたのに先に読んでしまいました。
でも十分に堪能しました!

赤字を抱える問題だらけの北海道・極北市民病院。
その現状たるや、読んでいるだけでもし自分の近くにある病院がここだけだったら即座に引っ越す!というくらいの悲惨な状況。
大学病院医局から左遷状態でそこにやってきたのがちょっと冴えない大柄な今中医師。

強烈な環境に加え、まともな医療体制も築けていない、築こうという意志すら見えない病院の面々。
まともに働いているのは産婦人科の三枝部長と並木看護師くらいなのです。

皆自分のことばかり考えていて、いったい誰が本当に信頼できる人なのかわからない状況の中、今中先生は地道に業務をこなしていきます。
そんな中突如舞い降りる雪の天使のごとく現れたのが、姫宮嬢!
皮膚科医となって登場だなんてやってくれますね。
相変わらずマイペースな姫宮は、この悲惨な環境下の病院や強烈なスタッフたちを目の当たりにしても全く動じません!
それどころかどんどん自分のペースに皆を巻き込んでいき、あれよあれよの大活躍。
病院に立ち直るきっかけを与え、疾風のごとく去っていきます。

しかしそんな順風満帆というばかりではありません。
三枝部長の妊婦死亡による医療事故問題、謎の医療ジャーナリストの暗躍、病院の評価機構の視察など次から次にいろいろな問題が降りかかります。

そんな問題山積みのこの病院ですが、やっぱり必要としている人がいる。
みんなが少しずつ変化し、成長していきます。
病院の状態も少しずつですが変化していって。

冴えなかった今中先生がいつの間にかちょっと素敵に見えてきました。
いけすかない後藤研修医の変化が一番大きかったかな。

病院を運営していくことの難しさ、地方財政との絡み、医療訴訟など、生きていくうえで欠かせない問題なのに普段なかなか考える機会はなかったことについていろいろと考えさせられました。

まだまだ課題は山積みのまま。
今後の極北市民病院もいつか見てみたいです。

(速水さんがちょこっと登場したのが嬉しかったな)

お気に入り度:★★★★☆
(2010年1月27日読了)

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ピエール・バイヤール「読んでいない本について堂々と語る方法」

2010.02.26 *Fri
読んでいない本について堂々と語る方法読んでいない本について堂々と語る方法
(2008/11/27)
ピエール・バイヤール

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内容(「BOOK」データベースより)
欧米で話題沸騰“未読書コメント術”。本は読んでいなくてもコメントできる。いや、むしろ読んでいないほうがいいくらいだ…大胆不敵なテーゼをひっさげて、フランス論壇の鬼才が放つ世界的ベストセラー。これ一冊あれば、とっさのコメントも、レポートや小論文、「読書感想文」も、もう怖くない。



はじめに。いわゆるハウツー本ではありません。

本は読まずにこれだけ語れるものなんだ、といろんな実例とともに面白く述べられていてとても読みやすく堪能できました。

まず、最初の方で本の位置関係について述べられるんですが、この「位置関係」というのは面白い考え方だな、と思いました。
本のタイトルと目次の把握、その本の位置関係の把握、全体を見渡す力の必要性は確かにあるかも。
これらをきっちり自分の頭の中の図書館の棚に分類することによって、読んだ本はもちろん読んでいない本についてもある程度把握することができるというのも何だか納得させられてしまう堂々した書きっぷりです。

つづいて、

*本を読まずに本の内容をかなり正確に知る方法のひとつとして、他人が本について語ることを聞くこと。
*読書は、何かを得ることであるよりむしろ失うことである。
*多読の危険性

などなど。「読書」にまつわる様々な見解が予想以上に軽快に述べられていてとても読みやすかったです。

「多読の危険性」というのも確かに分かる気はします。きちんと自分の頭の中で整理できてないといくら積み重ねても崩れ落ちてどこかにいっちゃいますものね。
とはいっても読書って知識を得ることだけじゃなくて読む楽しみというのも大きいから私は止められないかなぁ。
それにしてもオスカー・ワイルドが読まないことを推奨していたとは驚きです。

何より響いたのは「読書は失うこと」ということ。
人間はいつかかならず忘れてしまうときがくるのだから、それに恐れずに向かわなければならない。
そう思うと読んだ本を忘れちゃうことや読んで得たはずの知識が曖昧なことも少し怖くなくなりました。

他にも具体的に、大勢の面前で全く読んでない本に言及する場合、作家を前にした場合、愛する人の前で述べる場合、などそれぞれ実例をもとに説明してくれるんですが、これが少し皮肉交じりで面白いのです。
困った場合に「本をでっちあげる」実例まで・・・。これには笑っちゃいました。ここでは漱石の「吾輩は猫である」が実例に出てくるんです。

最後には、読んでいない本について語ることは紛れもなく創造活動だ。他の諸芸術の場合と同レベルの対応が要求される。とまでいってのけるあたりはお見事。

本を読むからにはきちんと全部に目を通して読んでおかなければいけない、そうじゃないとその本について語ることなんておこがましい、というある種の脅迫観念を覆してくれる一冊。
とはいってもやっぱり私個人は読むことをやめることはできないかな。知識を得ることだけじゃなくて読む楽しみというのも大きいですもの!

読まない本について堂々と語る方法を教わったはずなのに、読めば読むほど本が読みたくなってしまった私です。

それにしても最後のまさかのひっかけにはすっかりやられました!

お気に入り度:★★★★☆
(2010年1月15日読了)

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イアン・マキューアン「初夜」

2010.02.10 *Wed
初夜 (新潮クレスト・ブックス)初夜 (新潮クレスト・ブックス)
(2009/11/27)
イアン・マキューアン

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内容(「BOOK」データベースより)
歴史学者を目指すエドワードと若きバイオリニストのフローレンスは、結婚式をつつがなく終え、風光明媚なチェジル・ビーチ沿いのホテルにチェックインする。初夜の興奮と歓喜。そしてこみ上げる不安―。二人の運命を決定的に変えた一夜の一部始終を、細密画のような鮮明さで描き出す、優美で残酷な、異色の恋愛小説。



心では愛しあっているはずなのに、お互いその気持ちに応えられない男女の人間という考える生き物である故の切ない物語。

その当時の時代背景、家庭環境、男女の違い、そういったことを基盤に、まだ「自由」がなかった男女の心と身体の繊細な動きを本当に細やかに描写していて見事でした。

今の時代から当時の二人を見ると何とも子どもっぽく、滑稽にすら映るかも知れません。
でもマキューアンの巧みな文章に引き込まれ、すっかり自分も同じ時代を生きる若者になった気分で、愛する相手の一挙一動に打ち震えながら読みました。
結婚初夜のほんの数時間のうちに、どうしてここまで狂ってしまったのか。
お互いの思いやりよりも、二人の間に存在していた小さなズレが大きくなってしまったうように思えます。

フローレンスの態度にひどく侮辱されたと感じたエドワードは彼女は自分など愛していなかった、彼女はただ夫というものがほしかっただけ、騙された、とまで感じてしまうんですね。
本当は、フローレンスは愛しているから彼女のなりに努力していたのに。
フローレンスの最後の最後の申し出は、あの時代にしてはすごい画期的。

二人とも、結婚までゆっくり時間をかけてひとつひとつ積み上げてきたのに、壊れるときは性急でした。
立ち止まったり、すこし離れて考えてみればきっと違った人生になっていたのに。
でも悔やんでも仕方がない。
それが男女。
それが人生。

彼らがあと10年遅く生まれていたら変わったのだろうか。
あそこで言葉を返せば取り戻せたのだろうか。

考えさせられる一冊です。

お気に入り度:★★★★☆ (2010年1月28日読了)

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2010年1月に読んだ本(読書メーターまとめ)

2010.02.03 *Wed
1月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:2648ページ

新潮クレストブックス初夜 (新潮クレスト・ブックス)新潮クレストブックス初夜 (新潮クレスト・ブックス)
お互い愛しあっているのに、相手の気持ちに応えられない男女の、人間という動物である故の切ない物語。今の時代から当時の二人を見るとじれったく、少し滑稽にすら映るかも知れません。でもマキューアンの巧みな文章に引き込まれ、愛する相手の一挙一動に打ち震えながら読みました。まだ「自由」がなかった男女の心と身体の繊細な動きを本当に細やかに描写していて見事でした。あの時、声さえかけていたら、もしくは彼らがあと10年遅く生まれていたら別の人生を歩めたのでしょうか。★★★★☆
読了日:01月28日 著者:イアン・マキューアン

極北クレイマー極北クレイマー
赤字を抱える問題だらけの極北市民病院。その現状たるや読んでいるだけでもし自分の近くにある病院がここだけだったら即座に引越す!という位の悲惨な状況。読んでいて不安と怒りがこみ上げて爆発しそうなときに颯爽と姫宮嬢登場!問題山積みのこの病院ですが必要としている人がいるんですよね。病院を運営していくことの難しさ、地方財政との絡み、医療訴訟など、生きていくうえで欠かせない問題なのに普段なかなか考える機会がなかったことについていろいろと考えさせられました。まだまだ課題は山積みのまま。今後の彼らも観たいです。★★★★☆
読了日:01月27日 著者:海堂 尊

初恋ソムリエ初恋ソムリエ
「退出ゲーム」の続編です。ハルタと千夏の恋のライバル争いはもちろん健在。癖のある仲間も増えます。読んでる最中は千夏やハルタたちのやりとりがおかしくて声を出して笑っちゃうくらいなのに最後の最後でいつも胸に痛みが走ります。今回は特に「アスモデウスの視線」と「初恋ソムリエ」の謎解きの裏に隠された真実にやられました。各篇序章での「誰かの」独白。事件が解決したときにこの「独白」の意味するところがわかり、「すとん」と心の中に落ちてきて切なさが増しますね。★x5
読了日:01月26日 著者:初野 晴

SOSの猿SOSの猿
家電販売員でもあり悪魔払い師でもある二郎が語る「私の話」と謎の語り手によって進められる「猿の話」。いったいこの二つがどう絡むのか、高揚する気持ちを抑えつつ読みすすめました。平行していたと思っていた二つの話は実は意外な方向へと導かれ、二重三重の重なりに読んでいるこちら側の頭の中は翻弄されまくり!題材は重いけどテンポは軽やか。煩わしさすら消えてしまったら孤独しか残らないという言葉が心に残りました。
読了日:01月25日 著者:伊坂 幸太郎

読んでいない本について堂々と語る方法読んでいない本について堂々と語る方法
本は読まずにこれだけ語れるものなんだ、といろんな実例とともに面白く述べられていてとても読みやすく堪能できました。多読の危険性というのも確かに分かる気はします。とはいっても読書って知識を得ることだけじゃなくて読む楽しみというのも大きいから私は止められないかなぁ。でも、本の位置関係の把握、全体を見渡す力の重要性という捉え方はなるほどなぁと思いました。読書は失うこと。そう思うと読んだ本を忘れちゃうことや読んで得たはずの知識が曖昧なことも少し怖くなくなりました。最後はしてやられました。★★★★☆
読了日:01月18日 著者:ピエール・バイヤール

遠くの声に耳を澄ませて遠くの声に耳を澄ませて
12編からなる短編集。読んでいくうちに、連作短編集だと気づきました。さりげなく、全ての物語が繋がっているんです。どの物語も静かに流れていくのですが、それでいて心にじっくり沁みこんで来ます。じんわり、きーんと響いてくる。どれも淡い色で描かれていますが、読んでいて心地の良い文章を書く作家さんですね。足袋をはいてひた走るシーンが爽快でした。★★★★☆
読了日:01月16日 著者:宮下 奈都

散歩の達人 2010年 01月号 [雑誌]散歩の達人 2010年 01月号 [雑誌]
読了日:01月07日 著者:

モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)
実に四半世紀ぶりの再読。モモはただそこにいて、じっと人の話を聞いているだけ。人の話をじっと穏やかに聞いてくれるモモの存在、全てを受け止めてくれる彼女の純粋で広い心が彼らのより所となるのは自然なことですね。何でも便利さや効率化が優先される現代を予見してたような一冊。私たちの周りには灰色の男が今、いっぱいいて、その男たちに振り回されていることに気づいていないかも?なんて考えさせられます。私にも今モモが必要なのかもしれません。★★★★★
読了日:01月07日 著者:ミヒャエル・エンデ

ケニーのまどケニーのまど
「かいじゅうたちのいるところ」のような繊細な色使いのセンダックも好きですが、「チキンスープライスいり」のようなシンプルで透明感のあるセンダックの絵も大好き。この作品はベージュ単色でさらにシンプルな感じで柔らかく少年の夢の世界が優しく描かれています。ケニーはある日不思議な庭の夢を見ます。昼と夜が半分半分のお庭なんてなんて魅力的!ケニーは7つの謎をといていくのですが、その謎解きがなんとも哲学的で読んでいるうちにすっかり引き込まれてしまいます。想像力をかきたてられるすてきなお話でした。★x5
読了日:01月06日 著者:モーリス・センダック

マイ・ブルー・ヘブン―東京バンドワゴンマイ・ブルー・ヘブン―東京バンドワゴン
第四弾はスピンオフ。舞台は戦後直後の日本。これから国を立て直していかねばならない混乱の時期。<文明文化に関する些事諸問題なら、如何なる事でも万事解決>もちろんこの時代でもバンドワゴンの心意気は変わらない。あるお嬢さんを助けるために堀田家の人々が奔走します。若き勘一に父・草平、やり手貿易商のジョーや、とびきりの美人のマリアなども加わって強い強い。時代背景やメンバーはいつもと異なるものの、賑やかさや真っ直ぐな思い、芯の通った強さは、今も昔も同じバンドワゴン。より一層、バンドワゴンへの愛着が増えていく一冊です。
読了日:01月05日 著者:小路 幸也

おさがしの本はおさがしの本は
公立図書館のレファレンスカウンター担当司書が主人公のお話。大崎梢の「配達赤ずきん」など謎に隠されたエピソードに重点が置かれている作品が多いものですが、こちらの作品は結構謎そのものを説いていく方に重点がある感じ。そんな謎解きの連作短編で終わるのかと思いきや、いきなり図書館そのものの存在を否定する館長就任により図書館存続の危機に。「図書館は廃業のきわみ」とまでの言われ放題や最終的な彼の行き先も含め、しっくりこない部分もありましたが、図書館への愛情も伝わってきて、全体的にはさらりと読めました。★★★☆☆
読了日:01月05日 著者:門井 慶喜

読書メーター


+++++++++++++++++++++++
積読本が増えたのに比べ、消化不足になってしまいました。
でもそれだけ読みたい本がある、ということですよね。
地道にコツコツ読んでいきます。

読んでもすぐ忘れちゃったり、うまく言葉でまとめられなかったり、モヤモヤすることがありますが、バイヤールの「読んでいない本について堂々と語る方法」を読んで、ちょっと気が楽になりました。(ハウツー本ではないです~)

今月は
「初夜」の繊細な筆致、
「初恋ソムリエ」の謎の裏に隠された真実、
「遠くの声に耳を澄ませて」の静かな優しさ、
「マイブルーヘブン」での堀田家に秘められた過去、
「ケニーのまど」の哲学的な謎かけ、
が特に心に残りました。

そして四半世紀ぶりの「モモ」
エンデというと「はてしない物語」を愛してやまない私なのですが、久々に読んだ「モモ」はやっぱり素晴らしかったです。久々にボロボロになっている「はてしない物語」も手に取りたくなりました。

さて、新年明けてから2月にかけては、新刊で気になる作品もいっぱい。
楽しみです♪

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2010年1月に観た映画・DVD(鑑賞メーターのまとめ)

2010.02.03 *Wed
1月の鑑賞メーター
観た本数:3本
観た時間:191分

アバター (ジェームズ・キャメロン 監督) [DVD]アバター (ジェームズ・キャメロン 監督) [DVD]
3Dてに鑑賞。3時間近くだったが長さは感じないくらい奥深い映像を堪能しました。美しい森の世界、そしてその破壊。ストーリーは王道ですが、そのシンプルさが映像美をより一層引き立てて、観客をパンドラの世界へと導いている気がします。劇場に足を運んで良かったです。
鑑賞日:01月17日 監督:
キューティ・ブロンド 特別編 [DVD]キューティ・ブロンド 特別編 [DVD]
何度観ても楽しめます。音楽もいいし、テンポもいいし、カラフルでキラキラ。金髪だからと彼氏に振られた女の子が彼を取り戻すために弁護士を目指すおはなし。挫折しても立ち上がって彼女らしく前に進む姿が素敵。★★★★★
鑑賞日:01月15日 監督:ロバート・ルケティック
キューティ・ブロンド2/ハッピーMAX (特別編) [DVD]キューティ・ブロンド2/ハッピーMAX (特別編) [DVD]
再観賞。チワワちゃんの母親への招待状から始まるところから笑えます。今度は法の世界から政治の世界にまで!ピンク旋風全開ですね!いつでも前向きに懸命に立ち向かう彼女はやっぱり無条件に可愛いです。★★★☆☆
鑑賞日:01月10日 監督:チャールズ・ハーマン=ワームフェルド


=================

上記作品 プラス

「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」@劇場
「サヨナライツカ」@舞台挨拶付き上映会
「かいじゅうたちのいるところ」@劇場


の6本でした。

「アバター」は「クリスマスキャロル(3D)」を観に行ったときに予告を観て、これはすごい!と思ったものの、内容的に何となく興味が持てなかったので、オットとも「行かないよね」なんて話していたのに、いざ始まってみるとウズウズと観に行きたくなって。こちらは劇場&3Dで観てこそのプラスアルファが大きい作品なので、劇場で観て本当に良かったです。内容的には分かりやすいくらい王道なんですが、パンドラの星の世界観がとても美しいのでもっとゆっくり映像を見たいな、と思いました。「青い生き物」が苦手な友人がいて、彼女はドラえもんやスティッチもダメなんですが、やっぱりアバターも無理かなぁ・・・。青い・・・ですよね。

「キューティブロンド」は何度見ても楽しめます。

「のだめカンタービレ 前編」、よく纏まっていたと思います!映画のストーリー上というより、漫画の原作も含め、ずっと追ってきた想いがつのって、やっとここまできた~と感無量といった感じでした。二人にとって一番辛いところから始まる後編にも期待です。

「かいじゅたちのいるところ」大好きなセンダックの絵本の世界!よくあれだけ短い絵本をここまで広げたな~。誰もが経験したことのある子ども時代の天邪鬼な気持ち。寂しさ。弱さ。そして優しさ。かいじゅうたち、それぞれがいろいろな役割を持って描かれていて。音楽も映像も良かったです。

「サヨナライツカ」は西島君出演、ということで初日舞台挨拶に。上映後の初の舞台挨拶ということで、皆さん最初は緊張していたようですが、質問コーナーとかが始まると良い感じに乗ってきて、会場に笑いも起こしていました。
愛に理由なんかない、何故かわからないけど会えば会うほどもっと会いたくなる。そんな男女の愛と夢。そして現実。終わった後じっくり考えくなる作品でした。でも、老けメイクがねぇ・・・。特に加藤雅也さんのがねぇ・・・。はい。


2月は劇場で観たい映画がたくさん。
「ラブリーボーン」
「抱擁のかけら」
「ゴールデンスランバー」
「バレンタインデー」
「50歳の恋愛白書」
「ニュヨーク、アイラブユー」

などなど。楽しみです。

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