This Archive : 2007年12月

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映画 「カンナさん、大成功です!」

2007.12.26 *Wed


(↑真ん中をぽちっとすると予告編が流れます)

原題「美女はつらいの」 (미녀는 괴로워)
監督: キム・ヨンファ 김용화
出演: キム・アジュン 김아중 (カン・ハンナ/ジェニー役 강한나/제니)
     チュ・ジンモ 주진모 (ハン・サンジュン役 한상준)



「白鳥麗子でございます」の鈴木由美子さんの漫画が原作なんですね。

169センチ、95キロという超重量級の太った女の子、カン・ハンナ。美しい歌声を持った彼女は見た目ゆえに表にでることができず、スタイル抜群の人気歌手アミのゴーストボーカルをつとめている。そんな彼女も女の子。実は彼女の声と歌の才能を認めてくれる敏腕プロデューサーのサンジュンに想いを寄せているのだ。優しく接してくれるサンジュン。でもある日、ハンナはサンジュンが自分を利用しているだけだったことを知ってしまうのだった。死のうと試みるも失敗に終わったハンナは命がけの全身美容整形を受けて生まれ変わることを選んだのだった!
1年後、ハンナが目を開けると、目の前の鏡に映っているのはスレンダーで華奢で魅力的な美女ジェニー!美しくなった彼女は再びサンジュンに接触しようと試みるのだが・・・。

という、とても分かりやすく女の子なら誰もが観てみたい!って思っちゃうようなストーリー展開。

音楽業界のお話とあって、全編音楽が流れる中、軽やかに物語は進んでいきます。テンポよく、2時間なんてあっという間でした。面白かったです!

見た目が変わったからといって中身までは簡単には変わらない。
見た目が変わったことによって今まで大事だったものが見えなくなる。

純粋で真っ白な優しい心を持っていたハンナが、美しさを手に入れたことによって、徐々に・・・自分でも気づかないうちに、本当に大切なものを失っていくことに胸が痛みました。
自分が何を失ってしまったのか、そして本当に必要なものは何なのか、美しくなったジェニーが醜かったハンナであった自分ときっちり向き合えたとき、彼女が選んだ答えは何だったのか・・・。お決まりのストーリーですがハンナ役のキム・アジュンさんの声と魅力にぐいぐい惹きつけられてしまってスクリーンから目が離せませんでした。スマステで吾郎ちゃんが確か「彼女の一人勝ち」といっていた気がしますがそれも納得です。そう、彼女はカン・ハンナ以外の何者でもなかったです。普段の彼女がどう話し、どう歩くのか・・・・全く想像もつかないくらいです。

「猟奇的な彼女」や「ラブストーリー」などを抜いて興行1位に躍り出たそうですが、個人的には内容としてこの2作品には適わないと思いました。でも繰り返し何度も観たくなる、そんな魅力に溢れた作品であることは確かです。実際、私ももう2度目が観たくなってきていたりします。

サンジュン役のチュ・ジモンさん。最初はなんかイマイチ・・・なんて思っていたのに終わる頃には「なんて素敵なの・・・」に変わっていました(笑)。 私は細川茂樹とチャンドンゴンを足した感じだなぁなんて思っていたのですが、後ろの女の子達は「キムタクに似てたよね~~」と盛り上がり、一緒に観にいった夫は「劇団一人に似ているね ( Σ(・ω・ノ)ノ!) 」と言っておりました・・・(どこがなのでしょう・・・)。

そしてもうひとつ、音楽がとても良かったです。 音楽監督が私の大好きなLoveholicのメンバーなのです。 Loveholicの歌も挿入歌に使われていましたね。 また、キム・アジュンさんが吹き替えじゃなかったことにびっくり!彼女の歌声が頭から離れません。OST買いに走らねば!

お気に入り度:★★★★★

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佐藤多佳子 「一瞬の風になれ 第一部  --イチニツイテ--」

2007.12.26 *Wed
一瞬の風になれ 第一部  --イチニツイテ--一瞬の風になれ 第一部 --イチニツイテ--
(2006/08/26)
佐藤 多佳子

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【内容】
主人公である新二の周りには、2人の天才がいる。サッカー選手の兄・健一と、短距離走者の親友・連だ。新二は兄への複雑な想いからサッカーを諦めるが、連の美しい走りに導かれ、スプリンターの道を歩むことになる。夢は、ひとつ。どこまでも速くなること。信じ合える仲間、強力なライバル、気になる異性。神奈川県の高校陸上部を舞台に、新二の新たな挑戦が始まった――。(Amazonより抜粋)



サッカーの才能あふれる兄に憧れ自分もサッカーの道を目指していた新二だったが、心にわきあがった違和感を確かめるべく自分をリセットしようとサッカーをやめる。高校で一緒になった友達の連。走るために生まれてきたような天才走者の連と共に新二が走り始め、この物語も走り始めます。

新二の独白形式で物語りは進んでいきます。まだまだ若くてがむしゃらで、意地っぱりで負けん気な新二とともに自分も悩み苦しみ喜びながら成長していく感覚が味わえて、自分も何だかもう一度青春時代に戻った気がしました。文字を読んでいるだけなのに自分がぐんぐん風をきってトラックを走っている光景が目の前に自然に浮かんできて・・・。口に入った砂が苦くもあり、立ち上がれないほどへとへとにもなり、追い越せない背中が悔しくも愛しかったり、読み終わったときにはきつい練習の後の充実感と風が吹き抜けるような爽やかさがありました。

まだまだ第一部、続きが気になって仕方ありません!
はやくもまた走りたくなってきます。

お気に入り度:★★★★☆

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東野 圭吾 「夜明けの街で」

2007.12.26 *Wed
夜明けの街で夜明けの街で
(2007/07)
東野 圭吾

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【内容】
渡部の働く会社に、派遣社員の仲西秋葉がやって来たのは、去年のお盆休み明けだった。僕の目には若く見えたが、彼女は31歳だった。その後、僕らの距離は急速に縮まり、ついに越えてはならない境界線を越えてしまう。しかし、秋葉の家庭は複雑な事情を抱えていた。両親は離婚し、母親は自殺。彼女の横浜の実家では、15年前、父の愛人が殺されるという事件まで起こっていた。(Amazonより抜粋)



この作品は読み手によって大きく意見が分かれそうですね。
男性か女性か、既婚か未婚か、不倫経験有りか無しか・・・などなど。

主人公の男性が語り手であり、作者も男性ということで、恋愛部分においては実際こんな甘く都合のよい日々が続くのかな、と女目線からはかなり現実離れした内容に思えてしまったりして・・・。
東野さんの作品って「秘密」や「片想い」なども女性心理をうまく描いているのだけどどうしても男性からの視点というのを読んでいて感じることが多いのです。

家庭を大切にしてきた主人公がまさかの不倫におぼれ、しかもその相手はもしかしたら殺人者かも知れない・・・。殺人事件が絡んでくるため物語はそれほどまったりじっとりすることなく、意外にテンポ良く進んで読みやすかったです。二人の恋愛物語にも殺人事件の顛末においてもそれ程の意外性や衝撃も無く収拾してしまいますが、それでも読者に「読ませてしまう」ところは著者の力量でしょうか。

番外編の「新谷君の話」があったおかげで、このどうもぼんやりしてした一冊の物語がキュッと締まった感じがしました。実はこれが一番面白く、リアルな叫びが心に響いてきたかもしれません。

お気に入り度:★★☆☆☆

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桜庭一樹 「赤朽葉家の伝説」

2007.12.20 *Thu
赤朽葉家の伝説赤朽葉家の伝説
(2006/12/28)
桜庭 一樹

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【内容】
「山の民」に置き去られた赤ん坊。この子は村の若夫婦に引き取られ、のちには製鉄業で財を成した旧家赤朽葉家に望まれて輿入れし、赤朽葉家の「千里眼奥様」と呼ばれることになる。これが、わたしの祖母である赤朽葉万葉だ。――千里眼の祖母、漫画家の母、そしてニートのわたし。高度経済成長、バブル崩壊を経て平成の世に至る現代史を背景に、鳥取の旧家に生きる3代の女たち、そして彼女たちを取り巻く不思議な一族の血脈を比類ない筆致で鮮やかに描き上げた渾身の雄編。(Amazonより)




山の奥にすむ「辺境の人」に置き去られた赤ん坊、のちの赤朽葉家の千里眼奥様として皆に畏れられもしまた慕われもする赤朽葉万葉。物語の語り部はこの万葉を祖母に持つ赤朽葉瞳子。そしてこの瞳子の母が万葉の娘、毛毬。山の上にそびえる大屋敷に暮らす赤朽葉家の繁栄と衰退を、赤朽葉家の女三代に渡り、それぞれを中心に三部構成で成り立っています。

見た目も皆とは違うことからいろいろと辛い想いを抱えていた万葉。でもその心はいつもまっすぐで痛いくらい誠実で、だからこそ彼女には未来が視えてしまったのかもしれません。良い未来なら、もしくは変えられる未来なら視えても構わないかもしれない。でも視なくていい未来、視てしまった事により生きていくのが辛くなる未来まで視えてしまった万葉。その未来を抱えて、それでも強く生き抜いた彼女の強さには圧倒されました。

第二部は彼女の娘である破天荒な毛毬が中心に、第三部は毛毬の娘でごくごく普通の現代っ子、瞳子が中心。とはいえ全編を通して千里眼奥様である万葉の生き様が ―― 何ひとつ己の意思ではなく、風が運んできたような不思議で過酷な運命に、ただ流されているようでいて実はその運命を自分で選んでしっかり足で踏みしめながら強く生きていった ―― そんな彼女の生き様が彼女の子孫たちにもしっかり流れているのがわかります。

ミステリーではありません。日本の、昭和から平成の、女性達の物語でした。
静かに、とても静かにですが、彼女達はしっかり自分の道を進むために闘い続けていたように思います。

万葉が、10歳のころに「視た」 一つ目の空飛ぶ男。
最後に瞳子がたどり着いた真実に胸が切なくなりました。

本を読んでるのに、まるで映画のように、目の前に万葉たちの世界が視えるような気がしました。今も目を閉じるとふわっとその世界が浮かんできます。いい作品でした。


ところで、サンカという言葉・・・この本を読むまで知りませんでした。
まだまだ日本の伝承にも謎がいっぱい残っていそうで興味を惹かれました。


お気に入り度:★★★★☆

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海堂 尊 「チーム・バチスタの栄光」

2007.12.20 *Thu
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) (宝島社文庫)チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) (宝島社文庫)
(2007/11/10)
海堂 尊

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【内容】
東城大学医学部付属病院は、米国の心臓専門病院から心臓移植の権威、桐生恭一を臓器制御外科助教授として招聘した。彼が構築した外科チームは、心臓移植の代替手術であるバチスタ手術の専門の、通称“チーム・バチスタ”として、成功率100%を誇り、その勇名を轟かせている。ところが、3例立て続けに術中死が発生。原因不明の術中死と、メディアの注目を集める手術が重なる事態に危機感を抱いた病院長・高階は、神経内科教室の万年講師で、不定愁訴外来責任者・田口公平に内部調査を依頼しようと動いていた。壊滅寸前の大学病院の現状。医療現場の危機的状況。そしてチーム・バチスタ・メンバーの相克と因縁。医療過誤か、殺人か。遺体は何を語るのか…。栄光のチーム・バチスタの裏側に隠されたもう一つの顔とは。第4回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。 (Amazonより)



医療中の術死を取り扱っているということで重いものを想像しなかなか手にとっていませんでしたが、いざ読み始めてみると語り手である不定愁訴外来の医師である田口公平がちょっとしたオトボケキャラで軽やかに読み進めることができました。出てくるチームバチスタの面々は皆ひとくせもふたくせもあって興味深く、医療の技術と人の心理面の両方を探らなければならないので全く先が読めません。

調査のためバチスタ手術に立ちあう田口・・・桐生チームの見事な手術技術・・・しかし、またも患者の心臓が再び動き出すことはなかった・・・!

気づけばもう物語りも中盤。 意外にスロースペースだったのにそれを感じさせない、そんな前半が終わった頃、全くのお手上げ状態だった田口の前に現れたのが、「超」が付くほどの変人であり、キレモノでもある、厚生省からやってきた白鳥圭輔。 はっきり言って彼の言っていることの8割方は理解できません・・・・・しかもなんともいけ好かないヤツ! なのに彼に好きに振り回されている田口が、そして読んでいる自分が、意外に心地よかったりするから更にいけ好かない(笑)。奥田英朗の伊良部先生(空中ブランコ)や伊坂幸太郎の陣内君(チルドレン)を思い出させられるような強烈キャラです。白鳥と田口がコンビを組み再び捜査を開始したとき、物語は一気にヒートアップ。後半になればなるほどテンポも速くなり読むほうも盛り上がりました。

著者は現役医師であり、この作品が「このミス大賞」を取った初作品だというからまたまたびっくりでした。病院内の勢力争いや医師不足、病院のシステムなど医療の抱える問題点も医師の立場から見ることができ、かつ重い題材を最後までその重さを感じさせず読者を惹き付けてしまうのはすごいな、と感心です。

「ルールは破られる為にあるのです。そしてルールを破ることが許されるのは、未来に対して、よりよい状態をお返しできるという確信を、個人の責任で引き受ける時なのです」
(本書p.117)


高階教授のこの言葉、心に残りました。



*追伸:映画化ですね。ガリレオよろしく田口教授が竹内結子と女性になってるんですね。阿部ちゃんの白鳥くん、楽しみです。


お気に入り度:★★★★☆

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宮部みゆき 「楽園」 (上下巻)

2007.12.20 *Thu
楽園〈上〉楽園〈上〉
(2007/08)
宮部 みゆき

商品詳細を見る

楽園 下楽園 下
(2007/08)
宮部 みゆき

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『模倣犯』に登場したライターの前畑滋子が再び登場します。

ある事故死した少年の母親から息子の予知能力についての相談を持ちかけられた滋子。当時世間を騒がせていた両親によって16年前に殺された少女の遺体発見のニュース、その少年の描いたスケッチブックには事件発覚よりも前に少女が横たわる姿が描かれていた。そしてもう一枚、あの ”山荘” の絵が、しかも一般の人では知りえない情報とともに描かれていたのだった・・・。

少しオカルトめいたミステリアスな出来事から始まった今回の事件。これが一体どういう風になっていくのか最初からどんどん惹き込まれページをめくる手が止まりませんでした。宮部さんの作品でこの感触は久々で胸が高鳴りました。

『模倣犯』の山荘事件により書くことから遠ざかってしまっていた滋子が、自分には事件の出来事が幽霊のようにつきまとっていることをやっと受け入れられたとき、前に向かって再び彼女が動き出します。少年の予知能力という俄かには受け入れがたい現実を追うことを決めた彼女、息子への愛と信頼にひたむきな母親、と二人の一般女性が中心に物語が進んでいく、というちょっとした危うさみたいなのも魅力のひとつだったのかも。

個人的にはなんといっても宮部さんの初期の現実においてのファンタジー系作品が好きなのでその傾向でもしかしていくのかな?それとも蓋を開けてみるとごくごく現実のトリックのもとに起こった予知なのかな?だとしたらあの”山荘”の絵はいったいどういう結論が導かれるのかな?といったあたりがとても楽しみでした。

またときどき挿まれる「断章」から別の事件の陰が見え隠れしてこれまたモドカシイ。
というところで上巻終了・・・下、下巻が図書館からまだ来ないんですけど!!

10日後、無事下巻に突入できたのですが・・・・・なんというか上巻でのふくらみが下巻でちょっとしぼんでしまったというかトーンダウンを否めないというか・・・。先は気になるのでページをめくる手は止まらないことは確かですし、もちろん十分に面白いんですけど・・・。私の期待が大きすぎたのかも知れません。

少年と母親との絆の深さには感動しました。
事件から見えてくる様々な絆や確執、擦れ違いの愛情、信じる気持ち、理解するということ、両親と娘、夫婦、恋人、いろいろな幸せの形があり、人々はそれを追い求め続けているのになかなか楽園には辿りつけない。
楽園。それは失われたものなのかそれとも・・・・・。
ここらへん、宮部さんの書きたかったメッセージというものがあったとしたら、ちょっと上手く伝わって来なかった気がします。
それでも自分のまわりの人々との絆や繋がりについて考えさせられました。振り返ってみると予想外に静かな静かな物語だったような気がします。


それにしても・・・かなりのモヤモヤが残ってます!
(以下ネタバレになります。読んだ方のみ読んでください)
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上橋菜穂子 「精霊の守り人」

2007.12.06 *Thu
精霊の守り人 (軽装版偕成社ポッシュ)精霊の守り人 (軽装版偕成社ポッシュ)
(2006/11)
上橋 菜穂子二木 真希子

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【内容】
女ながら、腕のたつ用心棒である、バルサは、新ヨゴ皇国の皇子チャグムの命をすくうだが、このチャグム皇子は、ふしぎな運命を背負わされていた“精霊の守り人”となったチャグム皇子を追って、ふたつの影が動きはじめバルサの目にみえぬ追手から命がけでチャグムを守る…野間児童文芸新人賞。産経児童出版文化賞。路傍の石文学賞受賞。



物語は子供向けでもあるので単純明快、女用心棒のバルサがあるきっかけでヨゴ皇国の第2皇子チャグムを守ることになります。チャグムの身体にはある精霊の卵が産み付けられており、実の父である王から、そして卵を狙う異世界の魔物から、命を狙われる幼い皇子チャグムをバルサが守りつつ、その精霊に纏わる謎を解き明かしていきます。

女用心棒バルサ。これまた女が惚れてしまうくらいカッコイイ女性なのです。
強く前向きな彼女ですが実は8人の命を救う立てるに至った哀しい過去を持っています。
そして何も一人ではできなかった皇子チャグムがバルサ達と旅を続けるにつれ、どんどんたくましく成長し変わっていく姿が実に眩しいのです。

日本人の描く全く異世界の純ファンタジーはとても久しぶりです。
グインサーガのような大人じゃないと理解がちょっと難しいかな、という箇所もなく、コバルト系ファンタジーに多く見られるような恋愛に重きを置くものでもなく(全く無いわけではないのです。そこが良いのです。)、とても暖かな愛情に溢れたファンタジー。
子供に是非読ませたい作品ですね。

これを読んだ人はチャグムのように強く成長し、バルサのように大きな愛情をもって人を守り、タンダのように影から静かに、しかし力強く人を支えられる人間になりたいと強く願うかも知れませんね。

まだまだ第一弾、続きを読むのが楽しみです。

お気に入り度:★★★☆☆

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