This Archive : 2007年06月

スポンサーサイト

--.--.-- *--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
EDIT | 

恩田 陸 「朝日のようにさわやかに」

2007.06.22 *Fri
朝日のようにさわやかに朝日のようにさわやかに
(2007/03)
恩田 陸

商品詳細を見る


「図書室の海」以来 5年ぶりの短編集です。
2ページちょっとのものから40ページ位のものまで 12作品が収まっています。
「おはなしのつづき」の1篇を除くとどれも「ぞくっ」とさせられるテイストのものばかりです。
でもそれぞれ怖さの種類が違って飽きることなく楽しめました。
いつになくスプラッタ系ホラーもあったりしてちょっと驚きましたが。

ラジオの会話のみで成り立っている「あなたと夜と音楽と」。
謎の冷凍みかんを受け取った男の顛末を描いた「冷凍みかん」。
短いのに読み応えありましたね。

個人的には理緒シリーズが好きなのでヨハンを描いた番外編である「水晶の夜、翡翠の朝」が好きです。ヨハン、本当にそちも悪者よのぉ・・・とヨハンの冷徹さに相変わらず唸るしかない私でした。

巻末には恩田さん自身が各作品の紹介をしていて、それも良かったです。

お気に入り度:★★★☆☆

rankingtag にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
スポンサーサイト
COMMENT (4)  TRACKBACK (1)  EDIT | 

Tomy's bootcamp

2007.06.22 *Fri
巷では隊長も来日し、Billy's bootcampがすごい話題になっていますが
私は最近「Tomy's bootcamp」にはまっています。
『夜は短し歩けよ乙女』の作家、森見登美彦さん発案のこのTomy's bootcamp・・・。
残念ながら私は入隊はできそうにありませんが、森見先生のご健康を祈ってやみません。

森見さんブログ

最近はこちらの更新が楽しみでなりません!
COMMENT (0)  TRACKBACK (0)  EDIT | 

恩田 陸 「蛇行する川のほとり」

2007.06.22 *Fri
蛇行する川のほとり (中公文庫)蛇行する川のほとり (中公文庫)
(2007/06/25)
恩田 陸

商品詳細を見る

【あらすじ】
あの夏の日、少女たちは川のほとりにある「船着場のある家」で合宿を始めた。夏の終わりの演劇祭に向けて、舞台背景の絵を仕上げるために。それは、楽しく充実した高校生活の最高の思い出になるはずだった。ひとりの美しい少年の言葉が、この世界のすべてを灰色に変えるまでは…。そして、運命の歯車は回り始めた。あの遠い夏の日と同じように―。運命の岸辺に佇む少女たちの物語。(Amazonより)



恩田さんの描く、10代の少女、少年達の世界。
毒を持った棘のある少女達の裏に潜む脆さ、その危うい世界が存分に堪能できる作品でした。

ある夏、鞠子は香澄と芳野という二人の美少女と一緒にある家で過ごすことになる。そこは鞠子も小さい頃何度か遊んだことのある場所だった。
「あの家には行くな」という少年。庭先で見た謎の仮面。
昔その家に住んでいた少女は?そこで起こった忌まわしい事件とは?

無くしていた記憶とは?

ミステリアスな展開と共に少女達の持つ純粋さ、純粋なだけに強くそして危ない想いが強く突き刺さってきました。
夏が終わるのと彼女達が少女の時代を終えて大人になってゆくのが重なって訪れ切なかったです。
終章が秀逸でした。

お気に入り度:★★★★☆

rankingtag にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
COMMENT (0)  TRACKBACK (0)  EDIT | 

有川 浩 「図書館内乱」

2007.06.22 *Fri
図書館内乱図書館内乱
(2006/09/11)
有川 浩

商品詳細を見る


【あらすじ】
相も変わらず図書館は四方八方敵だらけ! 山猿ヒロインの両親襲来かと思いきや小さな恋のメロディを 叩き潰さんとする無粋な良化「査問」委員会。 迎え撃つ図書館側にも不穏な動きがありやなしや!? どう打って出る行政戦隊図書レンジャー! いろんな意味でやきもき度絶好調の『図書館戦争』シリーズ第2弾、ここに推参!
――図書館の明日はどっちだ!? (Amazonより)



図書館シリーズの第2弾です。
図書館から順番が廻ってくるのをどれ程待ち望んだことか!

今回は郁、堂上以外のキャラクター、小牧に柴崎が大活躍です。
小牧や柴崎といえば何ともクールで冷静沈着、恋愛になんか何の興味も持ってなさそうだったのに、二人に恋愛が絡む絡む。
そこから二人の意外な過去や内面がわかり今後は更に二人の活躍が楽しみになりました。

堂上、郁側にもいろいろと。
そのキャラからは想像できないけれど箱入り娘の郁の両親がとうとう図書館視察にやってきます。危険な任務についていることを何とか隠し通そうとする郁。郁の父親の意外な一面とその懐と愛情の深さ、そして彼が堂上に託した想いがじんわり。

そしてそしてとうとう王子様の正体がーーーーーー!!
ってところで次回に続くってそんなぁ~!というところで終わります。

手塚も次回もっと活躍しそうですね。

相変わらず深く考えず楽しめるエンターテイメント盛りだくさんの作品です。

お気に入り度:★★★★☆

《↓ 応援していただけると励みになります☆》
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ人気ブログランキングへ
COMMENT (0)  TRACKBACK (0)  EDIT | 

瀬尾まいこ 「温室デイズ」

2007.06.22 *Fri
温室デイズ (角川文庫)温室デイズ (角川文庫)
(2009/06/25)
瀬尾 まいこ

商品詳細を見る


【あらすじ】
教室に紙飛行機が飛びはじめる。始まりの合図だ。もうすぐ崩れだす。でも、教師はまだ気づかない。日本の平和ボケは、学校の場でも存分に発揮されている。生温い方法では、もう追いつかなくなってしまうのだ。「今なら、なんとかなるはずだよ」。私は祈るような気持ちで崩れていく学校を見ていた…。この温室のどこかに、出口はあるのだろうか―。ふたりの少女が起こした、小さな優しい奇跡。ひりひりと痛くて、じんじんと心に沁みる。『幸福な食卓』の気鋭が贈る、とびきりの青春小説。(Amazonより)



現役の中学教師である著者いわく、中学生の戦う姿を描いたとのこと。

商品紹介にあるような極上青春小説、なんて爽やかなものを想像して手に取ると予想外の痛みにちょっと驚いてしまうかもしれません。
私がそうでした。
「温室デイズ」という何だかほんわかした感じのタイトルに瀬尾まいこさんと来たら、切なくて痛いながらも最後には気持ちが温かくなる、流す涙も温かい、そんな心積もりで読み始めました。

小学生のときクラスが崩壊していく様を経験してきたみちる。小学生のときは彼女も「いじめ」をする側だった。そんな彼女が中学生となり、再び教室が崩壊していく様を目の当たりにし、何とか食い止めようと動いたその時、彼女が「いじめ」の対象となる・・・。

いじめと戦うみちるや不登校の優子と同じ状況にある人が、この作品を読んだからと言って単純に、勇気が出た、救われた、そういった共感と力を単純に与えてくれる作品ではありません。
青春ドラマにありがちな、最後は皆仲良しだよね、と丸く収まることもありません。
最後まで彼女達は自分ひとりで戦わなくてはならない、この用意された「温室」でどう生きていくか、どこまで割り切れるか、いかに自分自身をしっかり見つめられるか、とても難しくも大切な課題を投げかけられた感じです。

苦難を乗り越えて中学という温室を卒業するみちる。
二度とこの空間には戻りたくないけれど、この中で生まれたものもきっとある、最後まで教室で過ごし続けたことを誇りに思う、そう彼女が思えたことは何ものにも代え難い大きな大きな成長であり、彼女のこれからの人生に大きく影響していくことに違いありません。

お気に入り度:★★★☆☆

rankingtag にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
COMMENT (0)  TRACKBACK (0)  EDIT | 

大崎 梢 「サイン会はいかが? 威風堂書店事件メモ」

2007.06.07 *Thu
サイン会はいかが?―成風堂書店事件メモ (ミステリ・フロンティア)サイン会はいかが?―成風堂書店事件メモ (ミステリ・フロンティア)
(2007/04)
大崎 梢

商品詳細を見る


楽しみに待っていた威風堂書店事件メモシリーズ第三弾です!

第二弾の「晩夏に捧ぐ」は長編でしたが、今作は初心に戻って短編5本から成っています。

私達が実際に足を運ぶことの多い書店。
何気なく本を探し買い求めているその書店で日々起こる本に纏わる小さな事件。一見ささいな事件に見えてもその本の裏には様々の人の複雑な感情が隠されていて、それを書店の名探偵、杏子と多絵が紐解いていきます。そして毎回謎が解けるのと同時に、混沌とし、陰を落としていた人の感情もほぐされていき、そして最後には心地よい読後感が残る。そんな作品たちばかりです。

「取り寄せトリップ」

同じ書籍に4件の取り寄せ依頼が入るが注文した人に確認の連絡を入れると4人とも誰もがそんな本は注文していないという・・・。いたずらかと思ったが、その後も全く同様の注文が入り・・・その4人に共通するものはいったい何なのか?誰がそんなことを、一体何のために?



「君と語る永遠」

社会科見学として書店を訪れたある小学生の男の子、ヒロキ。落とした広辞苑を片手でつかもうと必死になる彼の秘密とは?ある日、幼児誘拐未遂事件が起こり、ヒロキも行方不明になり・・・。



「バイト金森くんの告白」

新人バイトの金森君。なんと彼はこの書店で恋に落ちたと告白。いったいそのお相手とは?



「サイン会はいかが?」

有名なミステリ作家が条件付きで威風堂でサイン会を開いてもいいと言ってきた!ある熱心なファンの正体を見破ることができれば、というのがその条件というのだが、そのファンからの手紙には暗号が隠されていて・・・一体そのファンの正体とは?目的とは?



「ヤギさんの忘れ物」

常連のご老人、蔵本さん。彼はお気に入りのパートさんに会えるのを楽しみに書店に通っていたがそのパートさんが辞めてしまっていた。その彼女に見せようと持ってきていたスナップ写真の封筒が書店内で行方不明になり・・・。



「取り寄せトリップ」と「サイン会はいかが?」はちょっとぞくっとくるような感じのミステリ色が強くぐいぐい読み進みました。そして残り3作はほんわかするような優しさを持った作品で、バランス良く楽しめました。

このシリーズはやっぱり短編の方がテンポも良く個人的には好きですね。それに次は一体、どんなミステリが本の陰に潜んでいるのかといっぱいワクワクできますし!

お気に入り度:★★★☆☆

rankingtag にほんブログ村 本ブログへにほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

COMMENT (4)  TRACKBACK (2)  EDIT | 



Copyright © ホシノ図書館 All Rights Reserved.
テンプレート配布者:サリイ  ・・・  素材:TripISM

星が見える名言集100



プロフィール

Spica

Author:Spica
本の感想、映画の感想を綴っています。

ペーパー図書館司書です。
恩田陸、原田マハ、小川洋子、梨木果歩、森見登美彦、伊坂幸太郎、村上春樹、米澤穂信、穂村弘、瀬尾まいこ、森絵都、エンデ、キャロル、オースター、オースティン、マキューアン・・・など。

*当ブログ内の文章、データ等の無断転用、転載をお断りします。

spicaさんの読書メーター

spicaの今読んでる本

spicaの最近観たビデオ

ブグログ Spicaの本棚



↓参加中♪
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
人気ブログランキングへblogram投票ボタン





ブログ内検索



Twitter

Twitterボタン
Twitterブログパーツ



月別アーカイブ

07  06  01  11  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  01  12  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  08 



表示中の記事リスト

2007年06月の記事



Tree-Comment



最近のトラックバック



大切な一冊



最近の記事



カテゴリ

【読書メーター(読書記録)】 (25)
【あ行の作家】 (56)
浅田次郎 (4)
有川 浩 (7)
伊坂幸太郎 (9)
石田衣良 (1)
市川拓司 (1)
上橋菜穂子 (3)
大崎 梢 (4)
大崎善生 (1)
小川洋子 (2)
奥田英朗  (3)
恩田 陸 (17)
その他 あ行の作家 (4)
【か行の作家】 (15)
海堂 尊 (4)
角田光代 (3)
川上弘美 (1)
北村薫 (2)
近藤史恵 (2)
その他 か行の作家 (3)
【さ行の作家】 (21)
桜庭一樹 (3)
重松 清 (1)
雫井 脩介 (2)
小路幸也 (5)
瀬尾まいこ (4)
その他 さ行の作家 (6)
【た行の作家】 (8)
たかのてるこ (3)
辻村深月 (2)
豊島ミホ (1)
その他 た行の作家 (2)
【な行の作家】 (5)
中原みすず (1)
西川美和 (1)
その他 な行の作家 (3)
【は行の作家】 (11)
初野 晴 (2)
東野圭吾 (6)
誉田哲也 (3)
【ま行の作家】 (33)
万城目学 (2)
三浦しをん (2)
三崎亜記  (2)
宮下奈都 (3)
宮部みゆき (3)
森 絵都 (4)
森見登美彦 (8)
その他 ま行の作家 (9)
【や行の作家】 (24)
米澤穂信 (19)
その他 や行の作家 (5)
【海外の作家(ア~ナ行)】 (4)
【海外の作家(ハ行~ワ行)】 (9)
【アンソロジー】 (2)
【絵本・児童文学】 (38)
酒井駒子の絵本 (3)
センダックの本 (5)
【本に纏わる雑記】 (5)
【鑑賞メーター(映画)】 (6)
【映画作品】 (15)
洋画タイトル(ア行) (1)
洋画タイトル(サ行) (2)
洋画タイトル(タ行) (1)
洋画タイトル(ハ行) (1)
洋画タイトル(マ行) (1)
洋画タイトル(ラ行) (2)
韓国映画(カ行) (1)
韓国映画(ハ行) (1)
韓国映画(マ行) (1)
邦画タイトル(あ行) (1)
邦画タイトル(か行) (0)
邦画タイトル(は行) (1)
邦画タイトル(ま行) (2)
未分類 (0)



全記事表示リンク

全ての記事を表示する



人気記事ランキング



お気に入り読書blog list



リンク

このブログをリンクに追加する



気になる新刊情報♪

気になる作家さんの新刊リストです(自動更新)



RSSフィード



FC2カウンター



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。