This Archive : 2006年11月

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浅田次郎 「王妃の館」

2006.11.07 *Tue
王妃の館〈上〉 王妃の館〈上〉
浅田 次郎 (2004/06)
集英社

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王妃の館〈下〉 王妃の館〈下〉
浅田 次郎 (2004/06)
集英社

この商品の詳細を見る

あらすじ(Amazonより)
パリはヴォージュ広場の片隅にたたずむ、ルイ十四世が寵姫のために建てたという「王妃の館」。今は、一見の客は決して泊めない、パリ随一の敷居の高さを誇る超高級ホテルとなっているこのシャトーに、なぜか二組のワケあり日本人ツアーが同宿することになった。しかも、倒産寸前の旅行代理店の策略で、客室を昼と夜とでダブル・ブッキングされて…。


パリにある超高級ホテル。
そこにいろいろな悩みや事情を抱えた日本人ツアー客がやってくる。
片や150万という大金を払いファーストクラスに3つ星レストラン付きの高級ツアー。
片や19万ちょいのエコノミー格安ツアー。
でも、宿泊するホテルは一緒。部屋も一緒。
そんなことって果たして成立するのか?!

という、そもそもの設定から楽しませてくれますが、ツアー客達の各々の事情が絡み合い、もつれあい、旅の終着点に向けて綺麗に(ちょっと無理があるけど)繋がっていく。
長い物語ですが、軽いタッチなのであっという間でした。
エンターテイメントとして楽しめました。

間に織り込まれてくるルイ14世の隠し子「プチ・ルイ」のお話が、世界名作劇場のように泣かせるんですよね~(ノд-。)
これがとてもいいスパイスになり、ツアー客達のどたばたと良いバランスをとってくれていたと思います。

お気に入り度:★★★★☆

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浅田次郎 「地下鉄(メトロ)に乗って」

2006.11.07 *Tue
地下鉄(メトロ)に乗って 地下鉄(メトロ)に乗って
浅田 次郎 (1999/12)
講談社

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あらすじ(Amazonより)
永田町の地下鉄駅の階段を上がると、そこは三十年前の風景。ワンマンな父に反発し自殺した兄が現れた。さらに満州に出征する父を目撃し、また戦後闇市で精力的に商いに励む父に出会う。だが封印された“過去”に行ったため…。



これは映画の予告を観てちょっと惹かれ、原作が「浅田次郎」と聞き、「浅田次郎だったら絶対面白いに違いない!」と思って原作を手にとったものです。
なんて勝手に思っているものの、実は浅田次郎はこれが初読です(笑)。
でも何故か「浅田次郎だったら面白いはず」という確信を持っている私は、期待は裏切られないかしら・・・とどきどきしつつ読み始めました。

期待は裏切られませんでした。

「ひとつだけ、訊いていいですか」

お時の答えがもし違っていたら・・・。
愛する人のためにしてあげれること、それが本当に正しかったのかどうかは、疑問です。

涙が止まりませんでした。

お気に入り度:★★★★★

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伊坂幸太郎 「重力ピエロ」 

2006.11.07 *Tue
重力ピエロ 重力ピエロ
伊坂 幸太郎 (2006/06)
新潮社

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あらすじ(Amazonより)
兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とは―。


タイトルから重そうな内容を想像していました。
確かにとても重いテーマを扱っていますが、何といっても正反対の性格を持った兄弟の会話が軽妙で、その重く深い現実から引き離してくれました。
伊坂さんの巧さを感じます。

グラフィティアート、謎の女・・・ミステリーっぽい要素はあるけどミステリーではない。おお!っというような驚愕の展開もありません。
でも・・・最後に兄が告白する「ある企み」は、そこらへんのトリック以上の驚きとともに、本当の家族の絆や愛情を見せ付けられました。

お気に入り度:★★★☆☆

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