This Archive : 2006年04月

スポンサーサイト

--.--.-- *--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
EDIT | 

博士の愛した数式  小川洋子

2006.04.22 *Sat
博士の愛した数式 博士の愛した数式
小川 洋子 (2005/11/26)
新潮社

この商品の詳細を見る


やーっと読みました。
友達が余り・・・といっていたので正直そんなに期待していなかったんです。
でも・・・・・・・良かったです。
胸が暖かさと切なさで満たされました。


80分しか記憶が持たない数学博士、家政婦さん、その息ルートの3人が織り成す
本当に日常のちょっとした出来事の積み重ねなんですが、飽きさせません。
博士と家政婦さん、ルートとの会話が本当に暖かい。
特にルートに対する博士の愛情は・・・それが翌日には博士自身忘れてしまっている、でも彼が持ち備えているその深い愛情が・・・・本当に切なくて泣けてきました。
ココロ温まるエピソードの合間合間に、悲しい終わり方が待っているんだよ、ということを示唆するような文章があり、のまま穏やかで静かな3人幸せに暮らしている今この瞬間に留まりたいという気持ちと、でも先が知りたいので物語を進めて欲しいという気持ちの間で揺れました。
奇跡が起こってほしいと何度も思ったり。
でも終わり方も良かったと思います。


eπi + 1 = 0



ルートが入ったことによって すばらしい世界が開けたってことでいいのかなぁ~。
ちょっと難しい。
数学って面白いな、と思いました。


お勧め度:★★★★★

スポンサーサイト
COMMENT (0)  TRACKBACK (0)  EDIT | 

恩田陸「エンド・ゲーム 常野物語」

2006.04.21 *Fri
エンド・ゲーム―常野物語 エンド・ゲーム―常野物語
恩田 陸 (2005/12)
集英社

この商品の詳細を見る



常野一族という不思議な能力を持った人々にまつわるお話。
「光の帝国」は恩田作品の中でも特に好きな作品のひとつです。

そんな「光の帝国」の中の「オセロ・ゲーム」の続編です。
「あれ」に「裏返される」前に「裏返す」
日常のあちこちに隠れている「あれ」から身を守るため、
自分をそして家族を守るため戦い続ける母子のお話。
かなりぞくっとくる、でもただのホラーじゃない。

恩田作品の読後感が好きで、「六番目の小夜子」に続き
「光の帝国」を読んですっかり恩田陸にはまり
それ以降次々に手にとって読んでました。

「光の帝国」の中でも私にはちょっと異色に映った作品の続編ということで
図書館で借りるか迷いつつ、待てなくて購入しちゃいました。

通勤電車の行き帰り、2日間で読破しちゃいましたね~。

私はもともと宮部みゆき作品が大好きでした。
昔は宮部さんも日常の中に異世界が混在しているお話が多かったのですが
最近は社会派ものや現実ものが多く、それはそれでいい作品なのですが
個人的には初期の頃の宮部作品の方が好きでした。

今回「エンドゲーム」を読んでいて、ふと自分が今、恩田陸を読んでいるのか
宮部みゆきを読んでいるのか、わからなくなる感覚がありました。
読後感がとても似ていました。初期の宮部の作品にとても似ている感じです。

といっても、宮部の方が作品がスキのない構成なっており、
すべてのパズルがきれいに解ける・・・そんな感じがしますが。
それに比べると恩田作品は どこかあやふやな部分もあるのですが
それは恩田作品が人の心の奥にあるもの、それに重点を置いているからかな、と思いました。
だからあやふやなんです。人のこころの謎が絶対解けないように。

お勧め度: ★★★★☆

↓大好きな「光の帝国」。お薦めです。
光の帝国―常野物語 光の帝国―常野物語
恩田 陸 (2000/09)
集英社

この商品の詳細を見る

COMMENT (4)  TRACKBACK (1)  EDIT | 

恩田陸  蒲公英草紙

2006.04.21 *Fri
蒲公英草紙―常野物語 蒲公英草紙―常野物語
恩田 陸 (2005/06)
集英社

この商品の詳細を見る


こちら大好きな光の帝国の続編、ちょっと不思議な能力を隠し持つ人々のお話、常野シリーズです。
が、戦前が舞台ということで 時代ものかぁ~とちょっと敬遠してました。
(宮部みゆきも一度時代ものでつまづいたのもあり)
ある裕福なお屋敷に住む病弱なお嬢様のお話相手として出入りするようになった少女峰子。
そのお屋敷に集まるさまざまな人たち。
お屋敷の子息との淡い恋。。
そしてある日不思議な一家が現れ・・・。

主人公の少女の淡々とした丁寧な口調で綴られる物語。
心地良いです。
ゆったりとした流れなのに全く退屈することなく先に進んでしまう。
さすが恩田陸。
静かな物語なのに芯の強さがあり、最後には取り戻せない時間の流れに切なさと懐かしさで包まれました。
やっぱり読んで良かったです。

お勧め度:★★★★☆

COMMENT (0)  TRACKBACK (1)  EDIT | 



Copyright © ホシノ図書館 All Rights Reserved.
テンプレート配布者:サリイ  ・・・  素材:TripISM

星が見える名言集100



プロフィール

Spica

Author:Spica
本の感想、映画の感想を綴っています。

ペーパー図書館司書です。
恩田陸、原田マハ、小川洋子、梨木果歩、森見登美彦、伊坂幸太郎、村上春樹、米澤穂信、穂村弘、瀬尾まいこ、森絵都、エンデ、キャロル、オースター、オースティン、マキューアン・・・など。

*当ブログ内の文章、データ等の無断転用、転載をお断りします。

spicaさんの読書メーター

spicaの今読んでる本

spicaの最近観たビデオ

ブグログ Spicaの本棚



↓参加中♪
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
人気ブログランキングへblogram投票ボタン





ブログ内検索



Twitter

Twitterボタン
Twitterブログパーツ



月別アーカイブ

07  06  01  11  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  01  12  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  08 



表示中の記事リスト

2006年04月の記事



Tree-Comment



最近のトラックバック



大切な一冊



最近の記事



カテゴリ

【読書メーター(読書記録)】 (25)
【あ行の作家】 (56)
浅田次郎 (4)
有川 浩 (7)
伊坂幸太郎 (9)
石田衣良 (1)
市川拓司 (1)
上橋菜穂子 (3)
大崎 梢 (4)
大崎善生 (1)
小川洋子 (2)
奥田英朗  (3)
恩田 陸 (17)
その他 あ行の作家 (4)
【か行の作家】 (15)
海堂 尊 (4)
角田光代 (3)
川上弘美 (1)
北村薫 (2)
近藤史恵 (2)
その他 か行の作家 (3)
【さ行の作家】 (21)
桜庭一樹 (3)
重松 清 (1)
雫井 脩介 (2)
小路幸也 (5)
瀬尾まいこ (4)
その他 さ行の作家 (6)
【た行の作家】 (8)
たかのてるこ (3)
辻村深月 (2)
豊島ミホ (1)
その他 た行の作家 (2)
【な行の作家】 (5)
中原みすず (1)
西川美和 (1)
その他 な行の作家 (3)
【は行の作家】 (11)
初野 晴 (2)
東野圭吾 (6)
誉田哲也 (3)
【ま行の作家】 (33)
万城目学 (2)
三浦しをん (2)
三崎亜記  (2)
宮下奈都 (3)
宮部みゆき (3)
森 絵都 (4)
森見登美彦 (8)
その他 ま行の作家 (9)
【や行の作家】 (24)
米澤穂信 (19)
その他 や行の作家 (5)
【海外の作家(ア~ナ行)】 (4)
【海外の作家(ハ行~ワ行)】 (9)
【アンソロジー】 (2)
【絵本・児童文学】 (38)
酒井駒子の絵本 (3)
センダックの本 (5)
【本に纏わる雑記】 (5)
【鑑賞メーター(映画)】 (6)
【映画作品】 (15)
洋画タイトル(ア行) (1)
洋画タイトル(サ行) (2)
洋画タイトル(タ行) (1)
洋画タイトル(ハ行) (1)
洋画タイトル(マ行) (1)
洋画タイトル(ラ行) (2)
韓国映画(カ行) (1)
韓国映画(ハ行) (1)
韓国映画(マ行) (1)
邦画タイトル(あ行) (1)
邦画タイトル(か行) (0)
邦画タイトル(は行) (1)
邦画タイトル(ま行) (2)
未分類 (0)



全記事表示リンク

全ての記事を表示する



人気記事ランキング



お気に入り読書blog list



リンク

このブログをリンクに追加する



気になる新刊情報♪

気になる作家さんの新刊リストです(自動更新)



RSSフィード



FC2カウンター



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。