This Category : 小路幸也

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小路幸也 「リライブ」

2010.03.17 *Wed
リライブリライブ
(2009/12/22)
小路 幸也

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内容(「BOOK」データベースより)
生きることは、選ぶこと。選ぶことは、悔やむこと?命の灯火が消える瞬間、“バク”が囁きかける。運命の恋人を失った夜。いまの仕事を選んだあの日―頭に浮かぶ、人生の分岐点。そこからもう一度、やり直させてあげましょう。ただし、ひとつだけ条件がありますが―。かれらが何を選んだのか?あなたの予感は、覆される。



死を間近に控えた人々の前に「獏」が現れてある提案をする。
人生をある時点からやり直すことができます。
その代わり、やり直す以前の人生の「思い出」をいただきます。
ただし、やり直した人生に幕を閉じるとき、やり直す前の人生の記憶も蘇る、と。

はたしてやり直した人生が幸せになるのか、引き換えに渡した「思い出」を失ったことを悔やむのか、それはもう一度生きてみないとわからないんですよね。すごく難しい決断だと思います。自分で選んで来た人生。それを捨てて別の人生を選ぶというのは、もう一度「生きる」というのは大きな勇気のいること。

果たして自分だったら?
考えずにはいられません。

様々な人たちが獏に「思い出」を授け、もう一度別の人生を歩みます。そして再び死に直面し、最初の人生の記憶を思い出したとき、彼らがもう一度生きた理由が明らかになります。二度目の死を迎えたとき、彼ら自身も知らなかった、もう一つの隠されていた秘密が明らかになるんです。

物語と人の想いが幾重にも重なり、その中から温かい光が溢れ出てくるようでした。
とても切ないけど、悔いの無い静かな喜びに満ちた素敵な物語が詰まっています。

人を愛するがゆえに悔やんだ思いが、実は愛する人をも苦しめていたり、お互いを思いやるが故に余計にすれ違ってしまったり。生きていくって難しいけど、でも素晴らしいことなんだなと改めて実感した一冊です。
後悔しながらも、最後に振り返ったときにこれでよかったと思える人生を送りたいと思いました。

お気に入り度:★★★★☆  (2010年2月9日読了)

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小路幸也 「マイ・ブルー・ヘブン―東京バンドワゴン」

2010.01.12 *Tue
マイ・ブルー・ヘブン―東京バンドワゴンマイ・ブルー・ヘブン―東京バンドワゴン
(2009/04)
小路 幸也

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内容(「BOOK」データベースより)
国家の未来に関わる重要な文書が入った“箱”を父親から託され、GHQを始め大きな敵に身を追われるはめになった、子爵の娘・咲智子。混血の貿易商・ジョー、華麗な歌姫・マリア、和装の元軍人・十郎、そして、がらっぱちだけれど優しい青年・勘一にかくまわれ、敵に連れ去られた両親の行方と“箱”の謎を探る、興奮と感動の番外編。


東京バンドワゴン 第四弾はスピンオフ。
舞台は戦後直後の日本。これから国を立て直していかねばならない混乱の時期。
名家のお嬢様・咲智子は両親から国の威信二関わる重要な文書を託され逃げるよう言われます。その逃亡の途中、窮地を救ったのが若き日の勘一だったのです。

<文明文化に関する些事諸問題なら、如何なる事でも万事解決>

勘一の父親・草平の決めた家訓。も
ちろんこの時代でもバンドワゴンの心意気はあったんですね。
咲智子さんを助けるために堀田家の人々が奔走します。

勘一の父・草平は勘一とは違って物静かで落ち着いたインテリな感じ。
勘一は昔からべらんめぇな感じですが実は医学生だったりしてそのギャップがいいです。

アメリカ人とのハーフのやり手貿易商のジョーや、とびきりの美人のマリア。
元陸軍情報部の十郎さんなども加わって、強い強い。

でも相手はとても巨大。はたして彼らは咲智子さんを救うことはできるのでしょうか。

咲智子さんと勘一の行方も気になるところ。だって勘一の奥さんの名前はサチのはずだし・・・というところも見所です。
我南人のギターを最初に手にするきっかけも描かれていたり、かずみちゃんも出てきたり。

いつもは季節ごとの読み切りの連作短編ですが、今回は一冊まるごとの長編です。
時代背景やメンバーはいつもと異なるものの、賑やかさや真っ直ぐな思い、芯の通った強さは、今も昔も同じバンドワゴンですね。
いつもよりどきどき感が強かったですが、温かさと切なさのバランスの良さは相変わらずで、安心して読めます。

より一層、バンドワゴンへの愛着が増えていく一冊です。

お気に入り度:★★★★☆ (2010年1月5日読了)

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小路幸也 「スタンド・バイ・ミー ー東京バンドワゴン」

2010.01.06 *Wed
スタンド・バイ・ミースタンド・バイ・ミー
(2008/04)
小路 幸也

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内容(「BOOK」データベースより)
四世代ワケあり大家族が営む古書店に、古本と共に舞い込む謎の数々。その答えから見えてくる、秘められた思いや絆とは。



大好きな東京バンドワゴンシリーズ第三弾!
表紙裏にはバンドワゴンの見取り図があったり、人物相関図もあったり、初っぱなから楽しめます。

前回、藍子さんとマードックさんが結婚したり、すずみさんと亜美さんが同じ日に可愛い女の子を出産したり、とさらににぎやかさが増したバンドワゴン。
今回はどんなことが起こるのでしょう。

秋。
ある本の裏表紙に隠された「ほったこん ひとごろし」の文字。穏やかじゃなかったなぁ。このエピソード。でもみんな、ちょっとやそっとじゃ動揺したりせず、感情的にならずに相手の気持ちにたって一件一件、解決していくところがすごい。見習わなきゃ。

冬。
小料理屋「はる」のコウさんと真奈さんの求婚問題があったり、怪しい男たちに見張られたり。

春。
研人のお友達のメリーちゃん、なんと帰り道で羊男が追ってくるっていうじゃないですか。研人くんに会いたいがためかと思ったらどうもそれだけじゃないようで。というお話。あいかわらず我南人さん、いい働きをしてくれます。笑っちゃいましたがLOVEですねぇ。LOVEには大人も子供も関係ないんですね。みんなLOVEで生きてる、すてきな言葉でした。

そして古書店の集まりに「東京バンドワゴン」代表として赴いた青とすずみさん。老舗の店主からの無理難題に立ち向かいます。
それにしてもすずみさん!こんな一面があったとは!最高の啖呵でした。さすが「バンドワゴン」の一員ですね。芯の通った強さが素敵でした。

夏。
青と我南人のことを嗅ぎ回ってる人が。どうして静かに暮らさせてくれないのか。有名人だけにねぇ。さぁどう彼らは立ち向かうのか。

++++++++++

今回はいつも以上に我南人さんの「LOVE」が大活躍の一年だったように思います。

それにしても藤島さん、株上がりまくりじゃないですか!かっこよすぎでしょう!

2010年春には新作も出るようですし、新しい堀田家に会えるのが楽しみです。

++++++++++

ちなみに堀田家の家訓を拾ってみました。

〈文化文明に関する些事諸問題なら、如何なる事でも万事解決〉
〈本は収まるところに収まる〉
〈煙草の火は一時でも目を離すべからず〉
〈食事は家族揃って賑やかに行うべし〉
〈人を立てて戸は開けて万事朗らかに行うべし〉
〈急がず騒がず手洗い励行〉
〈女の笑顔は菩薩である〉


我が家でも敢行できたら素敵だなぁ、なんて思います。


お気に入り度:★★★★★

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小路幸也 「シー・ラブズ・ユー ―東京バンドワゴン」

2009.12.05 *Sat
シー・ラブズ・ユー―東京バンドワゴン (集英社文庫)シー・ラブズ・ユー―東京バンドワゴン (集英社文庫)
(2009/04/17)
小路 幸也

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内容(「BOOK」データベースより)
東京、下町の老舗古本屋「東京バンドワゴン」。営む堀田家は今は珍しき8人の大家族。伝説ロッカー我南人60歳を筆頭にひと癖もふた癖もある堀田家の面々は、ご近所さんとともに、またまた、なぞの事件に巻き込まれる。赤ちゃん置き去り騒動、自分で売った本を1冊ずつ買い戻すおじさん、幽霊を見る小学生などなど…。さて、今回も「万事解決」となるか?ホームドラマ小説の決定版、第2弾。



あったか賑やか大家族のおはなし第二弾!
またまたたくさんの笑いと感動を私のお茶の間に届けてくれました。
冬にはカフェに赤ちゃんがぽつんと取り残されていててんやわんやしたり、
春には藍子さんをめぐる恋の火花が散ったり、
夏には嬉しい幽霊が現れてまた一人家族の繋がりが増えたり、
秋には亜美さんとすずみさんの出産!家族がいっぺんに二人も増えたり、
そして、とうとう藍子さんが恋にバトルに終止符を打ちます。彼女が出した答えは・・・。

と一年を通して次から次へと賑やか三昧です。
我南人さんのLOVEも健在!

客観的に考えれば、すごく複雑な人間関係や事情を抱えているこの家族。
でも皆思いやりを持って、お互いを敬い支えあって明るく毎日を生きている。
本当にこれって分かっていても難しいことなんですよね。
堀田家、すごいです。

とはいえ最後にちょっとおっかない事件も起きて、いずれ絡んできそうですし、あの大女優さんの去就も気になります。続きが楽しみです。

追伸(ネタバレです):
藤島さん、最後までホント良い男ですね。
なんだかドラマ「やまとなでしこ」の東幹久さん演じた東十条さんを思い出しちゃいました(笑)


お気に入り度:★★★★★ (2009年11月27日読了)

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小路幸也 「東京バンドワゴン」

2009.11.07 *Sat
東京バンドワゴン (集英社文庫)東京バンドワゴン (集英社文庫)
(2008/04)
小路 幸也

商品詳細を見る

内容(「BOOK」データベースより)
東京、下町の古本屋「東京バンドワゴン」。この老舗を営む堀田家は今は珍しき8人の大家族。60歳にして金髪、伝説のロッカー我南人。画家で未婚の母、藍子。年中違う女性が家に押しかける美男子、青。さらにご近所の日本大好きイギリス人、何かワケありの小学生までひと癖もふた癖もある面々が一つ屋根の下、泣いて笑って朝から晩まで大騒ぎ。日本中が待っていた歴史的ホームドラマの決定版、ここに誕生。



あぁ、なんかこのノスタルジックな感じ、好きです。

下町の家族できりもりする古本屋が舞台。
その家族は祖父からひ孫まで。
そしてそれぞれいろいろな事情を抱えていたりするんだけど、皆、毎日をしっかり生きていて。

そして本にまつわる小さな事件や謎が出てきます。それを解決する過程で、そこの隠されていた人情に心癒されました。

寒い季節のストーブのような暖かさ。
体と心の芯から温めてくれる作品でした。
いつまでもほっこりと温まっていたくなります。
自分も客の一人になって出演したくなっちゃいました。

物語の語り手は祖父勘一の亡き妻、サチさん。このサチさんのほんわかした語り口調がまるで縁側でおばあちゃんに昔話を聞いているようで心地良い。
食事の席でみんながてんでばらばらに好きなことを話していて会話がごちゃごちゃ入り混じっているのも心地良い。
そんな心地良いだらけの一冊でした。

続編も楽しみです。

お気に入り度: ★★★★★

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