This Category : 誉田哲也

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誉田哲也 「武士道エイティーン」

2010.03.18 *Thu
武士道エイティーン武士道エイティーン
(2009/07)
誉田 哲也

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内容(「BOOK」データベースより)
高校時代を剣道にかける、またとない好敵手。最後の夏、ふたりの決戦のとき。新進気鋭が放つ痛快・青春エンターテインメント、いよいよ天王山!わたしたちは、もう迷わない。この道をゆくと、決めたのだから。



とうとうエイティーンまできました!
セブンティーンで福岡に残ることを決意した早苗。
香織と早苗は別々の土地で先にすすみ続けるが心はしっかり繋がって。

そんな二人もいよいよ三年生。

 わたしたちは、もう迷わない。
 この道をゆくと、決めたのだから。
 急な上り坂も、下り坂もあるだろう。
 枝分かれも、曲がり角もあるだろう。
 でも、そんなときは思いだそう。
 あの人も、きっと同じように、険しい道を歩み続けているのだと。


ここまで主人公たちに恋愛が絡んでこないのに、まるで恋をしているようにドキドキする物語も珍しいのでは。
彼女たちの最後の一年。そしてその後は受験か就職か・・・。
また新しい道が彼女たちを待っている。

今回は本編の間に、早苗の姉・緑子と岡巧の話や、桐谷先生の過去のお話、吉野先生の武勇伝も入っており、楽しめます。
最後のインターハイ直前、早苗が怪我を負ってしまいます。このままでは早苗は香織と戦うことができない。そこで吉野先生がうってでた秘策とは?二人の絆を知ってる先生の温かい心遣いが嬉しいです。
二人の最後の戦いが対等な状態じゃないのはかなり残念でしたが、勝ち負けではない二人の戦い。
この日まで彼女たちが努力してきた日々を思い起こしてうるうるしました。
またきっとお互いベストの状態で戦える日が待っているのかも、なんて期待です。

戦えることが楽しくて嬉しい相手。
鍔迫り合いで無意識にも口元がゆるんでしまう相手。
そんな相手、なかなか出会えるものではありません。

香織の早苗にかけた言葉、「おまえはお気楽不動心で、剣道やってないとだめなんだよ。」
ぶっきらぼうでありながら、早苗を思う気持ちもいっぱい詰まったこの言葉が心に残りました。

三年間、剣道一色に染まった高校生活で、かけがえのない友情と絆、そして大きく成長した自分を手に入れた彼らが眩しかったです。

お気に入り度:★★★★★ (2010年2月23日読了)

追伸:おしゃれカフェのシーン笑えました。ちょっと前にスタバのメニューに「ほうじ茶ラテ」があったなぁ。あれなら磯山さんもいけるかも?!

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誉田哲也「武士道セブンティーン」

2010.01.09 *Sat
武士道セブンティーン武士道セブンティーン
(2008/07)
誉田 哲也

商品詳細を見る

内容(「BOOK」データベースより)
早苗は成績重視・結果主義の剣道強豪高へ、香織は個人主義から部に忠義を尽くし始める。ふたりの武士道の時代(研究中)が幕を開けた―。新進気鋭が放つ痛快・青春エンターテインメント、正面打ち二本目。



武士道シックスティーンの続編。
前回、別の道に進むことになった香織と早苗。
高校二年生に進んだ二人はそれぞれどんな毎日を、どんな思いで過ごしているのか気になるところです。

前作で、全く違った剣の道を通ってきた二人の思いが、まるで磁石のプラスとマイナスのように引かれあって、本当の同志になれた、と思ったときに降ってきた別れ。
福岡へ行くことになった早苗を見送りにきた香織。剣道は続けるんだろうな、という香織に、実は剣道名門校への転入が決まっていた早苗は事実を伝えられず、やめちゃうかも、なんて衝撃的な一言を残して旅立ってしまうところから始まります。

前作では、自分の目指す武士道が見えなくなり悩んだ香織ですが、二年生になり後輩もでき、早苗という同志がいつも心の奥にいることもあって、いい感じに成長していっていて、何だか我が子を見守る母親のような気持ちになりました。

一方、今度は早苗に迷いや戸惑いが生じます。新しい剣道部の方針が全く自分とは合わないこと、自分にとってどれだけ香織たちと過ごした日々が楽しかったかを思い知るのです。剣道を楽しみながらやってきた早苗にとって、勝負のためだけの剣道、楽しむことなんて全く考えることも許されない中に入っていってしまうなんて酷ですよね。
でも、その辛さの中からも自分の目指す剣の道をしっかりと見いだしたとき、早苗はとてつもなく強く成長していくんだろうな、と思いました。

そんなわけで、今回は前作よりも若干、重い空気が漂うものの、読み終わったときにはこれぞ青春!といった爽快感と充実感、そして純粋に感動を覚えました。

最後の二人の会話、良かったな。

早苗の高校のへんてこりん顧問。実は理解ある良い先生だ。お友達のレナも昔の香織以上の勝負にこだわる人だけど、やっぱりいい子だ。
それにただただ怖いだけだった(笑)早苗の姉も今回いい名言を残してます。

冒頭で述べられているように別々の道を歩み始めたが、それは同じ大きな道の、右端と左端なのだ、という言葉がぴったり当てはまる二人でした。

お気に入り度:★★★★☆

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誉田哲也 「武士道シックスティーン」

2009.11.27 *Fri
武士道シックスティーン武士道シックスティーン
(2007/07)
誉田 哲也

商品詳細を見る

内容(「BOOK」データベースより)
「ようするにチャンバラダンスなんだよ、お前の剣道は」剣道エリート、剛の香織。「兵法がどうたらこうたら。時代錯誤もいいとこだっつーの」日舞から転身、柔の早苗。相反するふたりが出会った―。さあ、始めよう。わたしたちの戦いを。わたしたちの時代を。新進気鋭が放つ痛快・青春エンターテインメント、正面打ち一本。



この少女たちと同様、剣道少女だった時代があります。
二度と繰り返せないと思うくらい稽古は厳しかったけどとても充実していた時期でした。
辛いからこそ仲間たちとの絆がとても強かった。
今でも、毎年現役の後輩からOBに通信が送られてくるのですが、今年の部員数を見て見間違いかと思って読み直してしまいました。ほんの数人しかいない・・・・・もしかしたら来年あたりから存続が厳しくなるのではと、とても悲しく思っていました。

そんなとき「読書メーター」で知ったのがこの「武士道シックスティーン」。
いまどき剣道部が舞台で、しかも結構好評を得ているなんて!と嬉しくなって手に取りました。

剣道の防具や竹刀の可愛いイラスト解説。(知らない名称もいっぱい)
なんと本についている紐のしおりが紅白2本。剣道のタスキ(試合のとき胴紐につけます)の紅白と一緒。本の装丁からテンションがあがりました。

勝つためには手段を選ばないツワモノの磯山香織と、日本舞踊から剣道の道へ、勝つことより剣道そのものを楽しんでいる西荻早苗が出会った事から物語は始まります。

もうこの香織という子は、剣道推薦で高校行くほどのツワモノだから当たり前とはいえ、いかに相手の弱いところ、隙を見つけて叩きのめすかばかり考えていて、プライドも変に高くなってしまって、
剣道の技術面はすごいけど精神面ではいったいどーなの!?という女の子。一緒に稽古したくないタイプだわ(笑)。
そんな彼女の前に、のほほ~んと自然体で立ちはだかったのが早苗。相手の動きをゆっくりじっくり見て、剣筋や間合いを楽しんだりしんでいる少女。勝ちたいという欲がびっくりするほどなくて、せっかくいい素質持ってるんだからもうちょっと欲出していこうよ!という感じの素直な子。うんうん。一緒に稽古したい~(笑)。

この正反対の二人。
足して2で割ったら日本一の剣士になれるんじゃないの?!という二人が出逢って、近づいたり離れたりしつつそれぞれの影響を受けて成長していくんです。
剣道一筋で勝つために卑怯な手も使う香織。彼女がこうなったのにも実は理由があって。
悩みのなさそうな早苗。でも実は彼女も家庭の事情を抱えてて。
それぞれが痛みを感じ、挫折したりぶつかったり、本当に「青春」そのものです。

勝つことは大事。でもそれが一番じゃない。大切なのは好きなことを好きなように楽しむこと。そこに勝利がついてくればいい。

小柴先生や香織のお兄さんの温かさがじわっと胸に染み渡りました。

剣道なんて地味な題材大丈夫?と思ったけど、本当に魅力的に描いてくれていて、これを読んで剣道部に入りたい!って少年少女が増えてくれたら嬉しいです。

お気に入り度:★★★★☆

追伸:読んでいると竹刀を握りたくなってきました。もう一度生まれ変わっても剣道部に入るかって?う~~~~~~~ん、テニス部に入っちゃうかも(笑)。

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