This Category : 【アンソロジー】

スポンサーサイト

--.--.-- *--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
EDIT | 

「ナイン・ストーリーズ・オブ・ゲンジ」 江國 香織、角田光代ほか

2009.09.17 *Thu
ナイン・ストーリーズ・オブ・ゲンジナイン・ストーリーズ・オブ・ゲンジ
(2008/10/31)
江國 香織松浦 理英子

商品詳細を見る

内容(Amazonより)
現代の人気作家九人が新たに織りなす、もうひとつの源氏物語。

異国の男相手の店から幼い少女が抜け出そうとする角田光代流若紫。真実の愛を求める源氏がベニーちゃんにとまどう末摘花by町田康。尼となった女三の宮がみずからの生涯を昔語りする桐野夏生の柏木――ほかに松浦理英子の帚木、江國香織の夕顔、金原ひとみの葵、島田雅彦の須磨、日和聡子の蛍、小池昌代の浮舟、の九篇。



9人の作家が織り成す新たな源氏物語。

源氏物語というとすぐに惹かれてしまう「あさきゆめみし」世代のわたくし。
原作に沿ったものから、現代に設定したかけ離れたものまで、様々な源氏物語が描かれています。作家さんの違いを楽しみながら読むことができました。
設定があまりに変わってしまっていたり、オリジナルとのセリフ回しの違いなどを楽しむには、原典と合わせて読むと、一層面白さが増すかと思います。

江國香織の「夕顔」は無難というかとてもしっくりときて、会話の柔らかさが心地良かったです。

角田光代の「若紫」は現代のいわゆるクラブを舞台にしていて、あまりのイメージチェンジに、好きな章なだけにちょっと残念でした。

町田康の「末摘花」!笑えます!がはは!源氏の本音が面白おかしく、実際、源氏の心持ちってこんなんだったんじゃないの~?!と思える感じです。

桐野夏生の「柏木」は、女三ノ宮視点で描かれていてとても新鮮で良かったです。いつもはイライラしちゃう女三ノ宮でしたが、違った見方で見ることができました。昔の女性は本当に男性によって人生を振り回されっぱなしだったんですね・・・。

小池昌代の「浮舟」は、現代にいる女性が源氏物語の魅力にとりつかれ、夢か現か浮舟の語りを聴くという設定。こちらもなかなか良かったです。

その他には松浦理英子の「帚木」、金原ひとみの「葵」、島田雅彦の「須磨」、日和聡子の「蛍」があります。

「葵」「若紫」の好きな章がいまいち自分の好みじゃなかったのが残念です・・・。また違う作家さんで読んでみたいです。
面白い試みだと思いました。

読み終わるともう一度原典を読みたくなるそんな一冊でした。
(「あさきゆめみし」も無性に再読したくなりました)

お気に入り度:★★★☆☆ (2009年3月23日読了)

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ人気ブログランキングへ
《↑↓ 応援していただけると励みになります☆》
スポンサーサイト
COMMENT (2)  TRACKBACK (1)  EDIT | 

「Story Seller」伊坂幸太郎、有川浩、米澤穂信 ほか

2009.07.28 *Tue
Story Seller (新潮文庫)Story Seller (新潮文庫)
(2009/01/28)
新潮社ストーリーセラー編集部

商品詳細を見る


【内容】(「BOOK」データベースより)
これぞ「物語」のドリームチーム。日本のエンターテインメント界を代表する7人が、読み切り小説で競演!短編並の長さで読み応えは長編並、という作品がズラリと並びました。まさに永久保存版アンソロジー。どこから読んでも、極上の読書体験が待つことをお約束します。お気に入りの作家から読むも良し、新しい出会いを探すも良し。著作リストも完備して、新規開拓の入門書としても最適。



ずばり表紙に「面白いお話、売ります。」と。
売られた喧嘩を買うような気持ちで挑みましたが、負けました。
確かに短編なのに長編のような読みごたえ。
贅沢な一冊です。

伊坂さんは相変わらずだし、近藤さんで駆け抜けて、有川さんの話に胸を痛くして。
米澤さんは玉野五十鈴の話だからハズレなし。
佐藤さんの独特な雰囲気に呑まれ、道尾さんでちょっと一息をつき、本多さんで幕を閉じる。
ずっと気になっていてまだ読んでいなかった作家さんもいたので次の指標ができて良かったです。


伊坂幸太郎「首折り男の周辺」
まさに伊坂さんっぽい作品。グラスホッパーちっくかな。新鮮さはないかもだけどやっぱり読ませてくれる。

近藤史恵「プロトンの中の孤独」
初読み。サクリファイスの続編らしいですね。
自転車ロードレースの話。今度、長編に挑戦したい。

有川浩「ストーリー・セラー」
途中いつもの甘甘系部分もあり照れながら呼んでいて、このままこの幸せが続けばいいのに、と無理だとわかっていても思わずにはいられなかった。
「書ける側」「書けない側」「読む側」「書けない側の読む側」
うん、なんかすごくこの気持ちわかる。
彼の彼女の背中を押した気持ち。
そして「書ける側」で待っていてくれる人がいる彼女の選んだ気持ちも。
泣けました。

米澤穂信「玉野五十鈴の誉れ」
「儚い羊たちの祝宴」に収録された一遍。
単発で出ていてもやっぱりこちらは読みごたえありますよね。

佐藤友哉「333のテッペン」
初読み。ここまで出てくる人も事件も何もかも謎だらけだと最後まで読まないと落ち着かないじゃないですか!
でも最後まで読んだら更に謎が深まっちゃったじゃないですか!
最後まで独特な味をもつ作家さんですね。他の作品も気になります。

道尾秀介「光の箱」
ある童話作家が昔ある女性と一緒に作った「光の箱」という物語。
過去と現在が混ざりあい、物語と童話が混ざりあい、読むものを引き込む力を感じました。
とても読みやすかったです。

本多孝好「ここじゃない場所」
内容としては決して軽くはないのに最後まで透明感がある文章で読後感は悪くないです。
主人公の女性にかなりイライラさせられましたけど。
今まで表紙だけでてっきり切ない恋愛系の作家さんだと思っていました。
別作品も読んでみたいです。

お気に入り度:★★★★☆ 
   
blogram投票ボタン にほんブログ村 本ブログへ
COMMENT (4)  TRACKBACK (2)  EDIT | 



Copyright © ホシノ図書館 All Rights Reserved.
テンプレート配布者:サリイ  ・・・  素材:TripISM

星が見える名言集100



プロフィール

Spica

Author:Spica
本の感想、映画の感想を綴っています。

ペーパー図書館司書です。
恩田陸、原田マハ、小川洋子、梨木果歩、森見登美彦、伊坂幸太郎、村上春樹、米澤穂信、穂村弘、瀬尾まいこ、森絵都、エンデ、キャロル、オースター、オースティン、マキューアン・・・など。

*当ブログ内の文章、データ等の無断転用、転載をお断りします。

spicaさんの読書メーター

spicaの今読んでる本

spicaの最近観たビデオ

ブグログ Spicaの本棚



↓参加中♪
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
人気ブログランキングへblogram投票ボタン





ブログ内検索



Twitter

Twitterボタン
Twitterブログパーツ



月別アーカイブ

07  06  01  11  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  01  12  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  08 



表示中の記事リスト

【アンソロジー】の記事



Tree-Comment



最近のトラックバック



大切な一冊



最近の記事



カテゴリ

【読書メーター(読書記録)】 (25)
【あ行の作家】 (56)
浅田次郎 (4)
有川 浩 (7)
伊坂幸太郎 (9)
石田衣良 (1)
市川拓司 (1)
上橋菜穂子 (3)
大崎 梢 (4)
大崎善生 (1)
小川洋子 (2)
奥田英朗  (3)
恩田 陸 (17)
その他 あ行の作家 (4)
【か行の作家】 (15)
海堂 尊 (4)
角田光代 (3)
川上弘美 (1)
北村薫 (2)
近藤史恵 (2)
その他 か行の作家 (3)
【さ行の作家】 (21)
桜庭一樹 (3)
重松 清 (1)
雫井 脩介 (2)
小路幸也 (5)
瀬尾まいこ (4)
その他 さ行の作家 (6)
【た行の作家】 (8)
たかのてるこ (3)
辻村深月 (2)
豊島ミホ (1)
その他 た行の作家 (2)
【な行の作家】 (5)
中原みすず (1)
西川美和 (1)
その他 な行の作家 (3)
【は行の作家】 (11)
初野 晴 (2)
東野圭吾 (6)
誉田哲也 (3)
【ま行の作家】 (33)
万城目学 (2)
三浦しをん (2)
三崎亜記  (2)
宮下奈都 (3)
宮部みゆき (3)
森 絵都 (4)
森見登美彦 (8)
その他 ま行の作家 (9)
【や行の作家】 (24)
米澤穂信 (19)
その他 や行の作家 (5)
【海外の作家(ア~ナ行)】 (4)
【海外の作家(ハ行~ワ行)】 (9)
【アンソロジー】 (2)
【絵本・児童文学】 (38)
酒井駒子の絵本 (3)
センダックの本 (5)
【本に纏わる雑記】 (5)
【鑑賞メーター(映画)】 (6)
【映画作品】 (15)
洋画タイトル(ア行) (1)
洋画タイトル(サ行) (2)
洋画タイトル(タ行) (1)
洋画タイトル(ハ行) (1)
洋画タイトル(マ行) (1)
洋画タイトル(ラ行) (2)
韓国映画(カ行) (1)
韓国映画(ハ行) (1)
韓国映画(マ行) (1)
邦画タイトル(あ行) (1)
邦画タイトル(か行) (0)
邦画タイトル(は行) (1)
邦画タイトル(ま行) (2)
未分類 (0)



全記事表示リンク

全ての記事を表示する



人気記事ランキング



お気に入り読書blog list



リンク

このブログをリンクに追加する



気になる新刊情報♪

気になる作家さんの新刊リストです(自動更新)



RSSフィード



FC2カウンター



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。