This Category : 奥田英朗 

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奥田英朗 「家日和」

2007.08.04 *Sat
家日和家日和
(2007/04)
奥田 英朗

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【あらすじ】
ネットオークションにはまる専業主婦。会社が倒産し、主夫となる営業マン。夫と妻。ちょっとずれていて、でも愛情がないわけでなく…。ずっと外にいた夫の王国か。ずっと家にいた妻の城か。ビター&スウィートな「在宅」小説。(Amazonより)



「家」= 夫婦 にまつわる6つの短編集です。

相変わらず奥田さんという方は作品によって男か女か分からなくなります。
女性の主人公ものを読んでるとどう考えても女性しかこんな微細な気持ち分からないんじゃ・・・という部分が多々あるものですから・・・。
どうしたらこんなに男女の機微に熟知できるのかと感心してしまうほど。

クスっと笑ったり、「あいたた」とチクッと刺されたりと、どれもシニカルな要素を含んでいながらも、最後にはちょっと幸せな気分にさせてくれる、そんなお話ばかりで楽しませてくれました。


―非常に良い―ネットオークションの高評価により若返っていく妻のお話も、そうそう、家に入るといくら家事をきっちりこなしてようが褒められるどころか気づいてもくれないことがあり、やりがいもなく活き活きすることもないのよね~という女性の何ともやるせない気持ちをうまく話しに盛り込んでいる 『サニーデイ』。

会社が倒産したことにより主夫になった主人公が「家事」という新しい分野を開拓していく『ここが青山』。

妻と別居することになった夫が、マンションを自分好みのインテリアや趣味道具で埋めていくことに夢中になる 『家においでよ』。
別居という事態はどうなったっけ? 奥さんがいないことはどうでもいいのか?という位の夢中っぷりが面白かったですね。―マイホームは女の城―「家の中に自分のものが余り無い」と主人が言っていたことがあるのを思い出し苦笑いしちゃいました。

内職をしている主婦が、週に一度訪ねてくる内職の地域担当の男性の香りに触発され変な夢を見ちゃうお話 『グレープフルーツモンスター』。

突如カーテン屋を開くという夫とイラストレーターの妻、お互いの仕事の進捗状況と夫婦のあり方が不思議な繋がりを見せ楽しませてくれた 『夫とカーテン』。

ロハスな生活にはまった妻と小説家の夫のお話 『妻と玄米御飯』。
これって奥田さんの実体験?というような実際に起こっていてもおかしくないような物語ですね。小説と家族を天秤にかけなくてはいけなくなった夫の葛藤に笑わされます。

お気に入り度:★★★☆☆

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奥田英朗 「町長選挙」

2006.12.17 *Sun
町長選挙 町長選挙
奥田 英朗 (2006/04)
文藝春秋

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<あらすじ>
伊良部、離島に赴任する。そこは町長選挙の真っ最中で…。「物事、死人が出なきゃ成功なのだ」直木賞受賞作『空中ブランコ』から2年。トンデモ精神科医の暴走ぶり健在。(Amazonより)


伊良部先生またまた活躍(?)です。
このシリーズは安心して楽しんで読めますね。
あくまで主役は患者さん達。
伊良部さんはそこにちょこっと、でも強烈かつ絶大な効果を持つ注射を打って、そして去っていく・・・。
笑えて、ちょっと苦くて、ついつい通いたくなる、でも友達にはなりたくないかな(笑)。

今回は、実際に日本社会で問題になった人達を題材にしていたりもして、
そのシニカルさが面白かったのと同時にちょっと考えさせられたりもしました。
物事を自分から複雑にしようとしていたり、常に完璧を目指すために無理をして壊れていく・・・。
もっと素直に自分と向き合えると楽になるよ、そんなことを言われている気持ちになりました。

お気に入り度:★★★★☆

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奥田英朗 「ガール」

2006.07.14 *Fri
ガール ガール
奥田 英朗 (2006/01/21)
講談社

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*本の紹介*(Amazonより抜粋)

30代。OL。文句ある?
<こんなお心あたりのある方に、よく効きます。>
●職場でナメられてる、と感じた
●親に結婚を急かされた
●若い後輩の肌つやに見とれた
●仕事で思わずたんかをきった
●ひとめぼれをした
●子どもの寝顔を見て、頑張ろうと思った
きっとみんな焦ってるし、人生の半分はブルーだよ。既婚でも、独身でも、子供がいてもいなくても。



30代働く女性が主人公の5つの短編集です。
奥田さんといえば「空中ブランコ」「インザプール」で
いっぱい楽しませてもらった作家さん。

この本を知ったのはラジオの本の朗読番組。
5つの物語のうちのひとつを取り上げて放送されていたのを
偶然お風呂に入りながら面白く聴きました。

後になってこれが男性である奥田さんの作品と知りびっくり。
てっきり女性作家の作品かと思うくらい
30代のガール達が精一杯強く頑張る顔と
その裏に隠れている弱い顔が
面白く、ときに切なく、テンポ良く描かれています。
ついこの間までこのガール達と同じ立場だっただけに
林真理子の「anego」よろしく、ずきずき身にしみちゃいましたね(笑)

個人的には「ヒロくん」が一番好きです。
最後ほろっと泣けちゃいました。

同じ30代女性の方には元気の出るお薦めの一冊かな、と思います。
毎朝、嫌だな~と思いながら出社する足取りがすこーし軽くなるかもしれません(読んだ直後の朝くらいは・・・)

ただ、彼女達のファッションですが・・・
そんな格好今の30代働きウーマンはしないよ!
と突っ込んじゃいました(笑)

評価:★★★☆☆

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