This Category : 【あ行の作家】

スポンサーサイト

--.--.-- *--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
EDIT | 

上橋 菜穂子 『獣の奏者 2王獣編』

2010.05.15 *Sat
獣の奏者 2王獣編 (講談社文庫)獣の奏者 2王獣編 (講談社文庫)
(2009/08/12)
上橋 菜穂子

商品詳細を見る

内容(「BOOK」データベースより)
カザルム学舎で獣ノ医術を学び始めたエリンは、傷ついた王獣の子リランに出会う。決して人に馴れない、また馴らしてはいけない聖なる獣・王獣と心を通わせあう術を見いだしてしまったエリンは、やがて王国の命運を左右する戦いに巻き込まれていく―。新たなる時代を刻む、日本ファンタジー界の金字塔。



最後のページをめくったあと、しばらく言葉が出てこないくらい没頭してしまいました。
この世界に圧倒され、こちらの世界に戻ってくるのに時間がかかるほど。

エリンが、リアンが、くっきりと目の前に現れて大空に飛び立つのを目にしたように感じます。

人と王獣の間には絶対に埋めることのできない溝がある。
それでもその溝を飛び越えてしまう想いが、絆が、苦しいほどに愛おしかったです。

「なぜ?どんな気持ちで...?」

相手を知りたい、理解したいという想いの強さに胸が打たれると同時に、想いが通じることへの勇気をもらいました。

PS:続編も手元にあるのですが、いったい彼らに何が待ち受けているのかと思うとなかなか手に取れません...

お気に入り度:★★★★★
(2010年4月13日読了)

《↓ 応援していただけると励みになります☆》
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ 人気ブログランキングへblogram投票ボタン




スポンサーサイト
COMMENT (0)  TRACKBACK (0)  EDIT | 

上橋菜穂子 『獣の奏者 1 闘蛇編』

2010.04.18 *Sun
獣の奏者 1闘蛇編 (講談社文庫)獣の奏者 1闘蛇編 (講談社文庫)
(2009/08/12)
上橋 菜穂子

商品詳細を見る

内容(「BOOK」データベースより)
リョザ神王国。闘蛇村に暮らす少女エリンの幸せな日々は、闘蛇を死なせた罪に問われた母との別れを境に一転する。母の不思議な指笛によって死地を逃れ、蜂飼いのジョウンに救われて九死に一生を得たエリンは、母と同じ獣ノ医術師を目指すが―。苦難に立ち向かう少女の物語が、いまここに幕を開ける。



闘蛇衆の村で育った少女エリン。
闘蛇衆出身の亡き父と、霧の民出身の母から生まれた娘。
彼女の母は霧の民という特殊な部族の出身ながら獣ノ医術師として闘蛇の世話をまかされていた。
そんな母の姿を見ながら育った聡明な少女。

ある日、母が世話をしていた闘蛇が全て息絶える事態が起こった。
罪を問われ刑に処せられることになった母。
そんな母を救おうと飛び出したエリン。
母は最期の力を振り絞り、禁をやぶる方法を用いて娘の命を助ける。
遠くへ流されたエリンは蜂飼いのジョウンに助けられ、穏やかな生活を送りながら、様々なことを学び成長していくのですが...。

これは噂に違わず本当に面白いですね!
もう読み出したら止まらなくて何も手につかなくなってしまいました。
全く異世界の話なのに、難しい説明もなく当たり前のようにすーっとその世界が目の前に広がります。
冒頭から衝撃的な事件により物語が始まり、やっと得られたつかの間の平和にも影がさし、いったいこれからエリンに何が起こるのか。
不安と期待で胸が膨らみます。
人よりもとても感性が強く、聡明なエリンがどう獣たちと触れ合っていくのか。
それがいったい世界をどう動かすことになるのか。
続きがとても楽しみです。

お気に入り度:★★★★★ (2010年4月4日読了)

《↓ 応援していただけると励みになります☆》
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ人気ブログランキングへ
COMMENT (4)  TRACKBACK (1)  EDIT | 

朝倉かすみ 『田村はまだか』

2010.04.07 *Wed
田村はまだか田村はまだか
(2008/02/21)
朝倉 かすみ

商品詳細を見る

内容(「BOOK」データベースより)
深夜のバー。小学校クラス会の三次会。四十歳になる男女五人が友を待つ。大雪で列車が遅れ、クラス会に間に合わなかった「田村」を待つ。待ちながら各人の脳裏に浮かぶのは、過去に触れ合った印象深き人物たち。今の自分がこうなったのは、誰の影響なのだろう―。それにつけても田村はまだか?来いよ、田村。人生にあきらめを覚え始めた世代のある一夜を、軽快な文体で描きながらも、ラストには怒涛の感動が待ち受ける傑作。


舞台は札幌、ススキノ。
狭い路地の奥にあるスナック「チャオ!」
小学校のクラス会の三次会に集まった五人の男女。
遅れている田村を待つ間、彼らは遠い昔、近い過去、自分の辿ってきた40年の人生を振り返る。
最初は田村。そして五人それぞれにスポットライトが当てられていく。

主人公たちが40歳というまだ若くもあり、もう若くもないという微妙な年代。
世間的には大人なのに、自分の中では昔と全然変わっていなかったりして。
年齢に自分が追いつけなかったりしますよね。
そんな彼らの抱える様々な出来事が、結構生々しくて痛くもあります。
でもその痛みは決して無駄でも滑稽でもなく、一歩一歩、月日を生きている証。

田村のことを思うとき、皆の心が混じりけのないものになるんです。
人の心を混じりけのないものにする田村はすごいですね。

『グッナイ・ベイビー』では、男子校の保健室に勤める千夏が、
19歳下のある男子生徒に惹かれていく気持ちが描かれています。
止められない彼女の気持ち。抑えなければならない感情。
良かったです。切なくて。

最後に物語は急転します。

「田村はまだか」

私も一緒になって声をあげたくなりました。
こそばゆくも温かみの残る一冊です。

マスターの絶妙な距離感も良かったです

お気に入り度:★★★★☆ (2010年3月18日読了)

《↓ 応援していただけると励みになります☆》
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ人気ブログランキングへ
COMMENT (2)  TRACKBACK (1)  EDIT | 

大島 真理 『司書はふたたび魔女になる』

2010.04.02 *Fri
司書はふたたび魔女になる司書はふたたび魔女になる
(2007/06)
大島 真理

商品詳細を見る


魔女司書大島さんのエッセイ第三弾です。
本や図書館にまつわることから、これだけ視野を広げて考えることができるんだな、と毎回感心させられます。
今回は特に、学校の先生のお話を聞いているような気分になりました。
楽しいことだけじゃなく、問題もいろいろ見据えたエッセイ。
もっと幅広い読書も心がけたいな、と思った一冊です。

バスラの図書館員のお話は胸をうたれました。
ウィキペディアの危険性も、ついつい忘れがち。

図書館にまつわる本や映画についても紹介してくださっています。
こういう風に自分なりの書誌を作るのもいいかもしれません。
まずは得意分野から集めるだけで自然と書誌ができあがっていたりしますよね。

お気に入り度:★★★★☆ (2010年3月18日読了)

《↓ 応援していただけると励みになります☆》
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ人気ブログランキングへ
COMMENT (2)  TRACKBACK (0)  EDIT | 

大島真理 『司書はときどき魔女になる』

2010.03.31 *Wed
司書はときどき魔女になる司書はときどき魔女になる
(2006/04)
大島 真理

商品詳細を見る

内容(「BOOK」データベースより)
司書は“天職”という図書館司書の仕事とその魅力。仕事の周辺から本や映画にまつわるエピソードの数々を静かに語る。



司書であり大学講師でもある大島さんの図書館や本にまつわるエッセイ第二弾。

前作は図書館業務の基本などを織り交ぜたものが多かったのですが、今回は前作よりも一歩奥に踏み込んだ感じの内容が多かったように思います。
日々の出来事というより、そこから学んだこと、そして伝えたいこと、彼女の図書館や司書、働く女性に対する強い思いを感じました。

本の紹介や、映画の紹介も挟まれていて、まだまだ読んでいない本がたくさんあるなぁと実感。
司書の登場する映画なども紹介されています。
本や図書館にまつわるエッセイは読んでいてわくわくしてきますね。

お気に入り度:★★★☆☆  (2010年3月16日読了)

《↓ 応援していただけると励みになります☆》
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ 人気ブログランキングへblogram投票ボタン

COMMENT (0)  TRACKBACK (0)  EDIT | 

有川浩 「シアター!」

2010.03.22 *Mon
シアター! (メディアワークス文庫)シアター! (メディアワークス文庫)
(2009/12/16)
有川 浩

商品詳細を見る


有川さんが描く弱小劇団物語と聞いては買いに走るしかありません!
祝メディアワークス文庫創刊!ということでその目玉作品でもあった今作。

幼いころいじめられっ子だった弟の巧。
しっかりものの兄・司はいつもそんな弟を蔭から支え続けた。
そんな弟が強くなるきっかけが「芝居」との出会い。
大学生になった巧は自分で劇団を立ち上げた。「シアターフラッグ」。
売れない役者だった父は亡くなり、母は再婚して幸せに。
巧は出て行き、司は会社員として普通に生活を送っていた。
ある日、弟から「お願い助けて」の電話が来るまでは。

そこそこ集客力がありながらも、実は大赤字をたたき出してつぶれる寸前!
300万円貸してという巧に司は厳しい条件をつきつける。
「300万円貸す代わりに、2年間で300万円の収益が出せなかった場合は劇団を解散させろ」
そして債務期間中の資金繰りは兄・司自身が行うことに。
鉄血宰相の登場により、「シアターフラッグ」は新しく大きな一歩を歩み始めます。


こんなふわふわした甘え上手の男が主催とはいったい大丈夫なの?と不安になるくらい優男の巧。
でも彼の心の奥に燃えている演劇へ炎は消防車が何台来たって消えるようなものじゃない。
それがわかっているから皆が彼についてくる。
あとは全力で信じて走り切るだけ!

何より劇団再興の立役者、鉄血宰相・司のクールな仮面の裏の優しさが光っています。
司は厳しいことをいいながら、資金繰りのみならず、劇団員間の摩擦とか弱った心をさりげなく支えているんです。
そう、昔と一緒なんです。
そんな兄がいるから巧も自由にできるんですよね。

まだまだ今回は序章という感じです。
キャラたちももっと活躍したくてうずうずしてる感じ!
羽田千歳をめぐる関係もこれからどうなることやら。
今後のシアターフラッグがどうなるのか期待が高まります。

お気に入り度:★★★☆☆ (2010年2月28日読了)

*演劇系ではこちらもお勧めです!恩田陸「チョコレートコスモス」

《↓ 応援していただけると励みになります☆》
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ 人気ブログランキングへblogram投票ボタン

COMMENT (2)  TRACKBACK (1)  EDIT | 

伊坂幸太郎 「SOSの猿」

2010.01.31 *Sun
SOSの猿SOSの猿
(2009/11/26)
伊坂 幸太郎

商品詳細を見る


内容(「BOOK」データベースより)
ひきこもり青年の「悪魔祓い」を頼まれた男と、一瞬にして三〇〇億円の損失を出した株誤発注事故の原因を調査する男。そして、斉天大聖・孫悟空―救いの物語をつくるのは、彼ら。



普段は大手家電量販店のエアコン担当、しかしある時はイタリア仕込みの悪魔払い師である二郎が語る「私の話」と、謎の語り手によって進められるシステム開発会社の社員・五十嵐真に纏わる因果関係の話「猿の話」。

一見、全く関係のないようなこの二つの話。
いったいこの二つがどう絡み、つながってくるのか、高揚する気持ちを抑えつつ読みすすめました。

ひきこもり、家庭内暴力、ひき逃げ、万引き、そして殺人事件まで入り組んできて、しかも平行していたと思っていた二つの話は実は意外な方向へと導かれ、二重三重の重なりに読んでいるこちら側の頭の中を翻弄していく感じなのです。

はたして時折現れる「孫悟空」は何者なのか?いったい彼の目的は何なのか?
いや、そもそも実在しているのか? 
全ては助けを求めた少年の心の中から生まれた幻想なのか?

振り回されつつもページをめくる手は終盤に近づくにつれて速まっていって。

序盤の方の「猿の話」は、かみあわない会話や意味がないけどやっぱり無いと困るような不思議な脱線など、村上春樹さんっぽい雰囲気が漂っていて、いつもの伊坂さんとはちょっと違うような印象も受けました。

いったいどこまでが現実でどこまでが架空なのか。
題材は重いけどテンポは軽やか。読後感も悪くないけど、ちょっと狐ならぬ「猿」に化かされた感も残ります。
孫行者に空の上まで連れていってもらって、遠い空の上からじっくりと登場人物たちの動きを追っていきたいです。再読するといろいろと見逃していた要素を発見できそうな感じですね。

煩わしさすら消えてしまったら孤独しか残らないという言葉が心に残りました。

お気に入り度:★★★☆☆  (2010年1月26日読了)

《↓ 応援していただけると励みになります☆》
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ人気ブログランキングへ
COMMENT (0)  TRACKBACK (0)  EDIT | 



Copyright © ホシノ図書館 All Rights Reserved.
テンプレート配布者:サリイ  ・・・  素材:TripISM

星が見える名言集100



プロフィール

Spica

Author:Spica
本の感想、映画の感想を綴っています。

ペーパー図書館司書です。
恩田陸、原田マハ、小川洋子、梨木果歩、森見登美彦、伊坂幸太郎、村上春樹、米澤穂信、穂村弘、瀬尾まいこ、森絵都、エンデ、キャロル、オースター、オースティン、マキューアン・・・など。

*当ブログ内の文章、データ等の無断転用、転載をお断りします。

spicaさんの読書メーター

spicaの今読んでる本

spicaの最近観たビデオ

ブグログ Spicaの本棚



↓参加中♪
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
人気ブログランキングへblogram投票ボタン





ブログ内検索



Twitter

Twitterボタン
Twitterブログパーツ



月別アーカイブ

07  06  01  11  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  01  12  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  08 



表示中の記事リスト

【あ行の作家】の記事
→次



Tree-Comment



最近のトラックバック



大切な一冊



最近の記事



カテゴリ

【読書メーター(読書記録)】 (25)
【あ行の作家】 (56)
浅田次郎 (4)
有川 浩 (7)
伊坂幸太郎 (9)
石田衣良 (1)
市川拓司 (1)
上橋菜穂子 (3)
大崎 梢 (4)
大崎善生 (1)
小川洋子 (2)
奥田英朗  (3)
恩田 陸 (17)
その他 あ行の作家 (4)
【か行の作家】 (15)
海堂 尊 (4)
角田光代 (3)
川上弘美 (1)
北村薫 (2)
近藤史恵 (2)
その他 か行の作家 (3)
【さ行の作家】 (21)
桜庭一樹 (3)
重松 清 (1)
雫井 脩介 (2)
小路幸也 (5)
瀬尾まいこ (4)
その他 さ行の作家 (6)
【た行の作家】 (8)
たかのてるこ (3)
辻村深月 (2)
豊島ミホ (1)
その他 た行の作家 (2)
【な行の作家】 (5)
中原みすず (1)
西川美和 (1)
その他 な行の作家 (3)
【は行の作家】 (11)
初野 晴 (2)
東野圭吾 (6)
誉田哲也 (3)
【ま行の作家】 (33)
万城目学 (2)
三浦しをん (2)
三崎亜記  (2)
宮下奈都 (3)
宮部みゆき (3)
森 絵都 (4)
森見登美彦 (8)
その他 ま行の作家 (9)
【や行の作家】 (24)
米澤穂信 (19)
その他 や行の作家 (5)
【海外の作家(ア~ナ行)】 (4)
【海外の作家(ハ行~ワ行)】 (9)
【アンソロジー】 (2)
【絵本・児童文学】 (38)
酒井駒子の絵本 (3)
センダックの本 (5)
【本に纏わる雑記】 (5)
【鑑賞メーター(映画)】 (6)
【映画作品】 (15)
洋画タイトル(ア行) (1)
洋画タイトル(サ行) (2)
洋画タイトル(タ行) (1)
洋画タイトル(ハ行) (1)
洋画タイトル(マ行) (1)
洋画タイトル(ラ行) (2)
韓国映画(カ行) (1)
韓国映画(ハ行) (1)
韓国映画(マ行) (1)
邦画タイトル(あ行) (1)
邦画タイトル(か行) (0)
邦画タイトル(は行) (1)
邦画タイトル(ま行) (2)
未分類 (0)



全記事表示リンク

全ての記事を表示する



人気記事ランキング



お気に入り読書blog list



リンク

このブログをリンクに追加する



気になる新刊情報♪

気になる作家さんの新刊リストです(自動更新)



RSSフィード



FC2カウンター



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。