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朝倉かすみ 『田村はまだか』

2010.04.07 *Wed
田村はまだか田村はまだか
(2008/02/21)
朝倉 かすみ

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内容(「BOOK」データベースより)
深夜のバー。小学校クラス会の三次会。四十歳になる男女五人が友を待つ。大雪で列車が遅れ、クラス会に間に合わなかった「田村」を待つ。待ちながら各人の脳裏に浮かぶのは、過去に触れ合った印象深き人物たち。今の自分がこうなったのは、誰の影響なのだろう―。それにつけても田村はまだか?来いよ、田村。人生にあきらめを覚え始めた世代のある一夜を、軽快な文体で描きながらも、ラストには怒涛の感動が待ち受ける傑作。


舞台は札幌、ススキノ。
狭い路地の奥にあるスナック「チャオ!」
小学校のクラス会の三次会に集まった五人の男女。
遅れている田村を待つ間、彼らは遠い昔、近い過去、自分の辿ってきた40年の人生を振り返る。
最初は田村。そして五人それぞれにスポットライトが当てられていく。

主人公たちが40歳というまだ若くもあり、もう若くもないという微妙な年代。
世間的には大人なのに、自分の中では昔と全然変わっていなかったりして。
年齢に自分が追いつけなかったりしますよね。
そんな彼らの抱える様々な出来事が、結構生々しくて痛くもあります。
でもその痛みは決して無駄でも滑稽でもなく、一歩一歩、月日を生きている証。

田村のことを思うとき、皆の心が混じりけのないものになるんです。
人の心を混じりけのないものにする田村はすごいですね。

『グッナイ・ベイビー』では、男子校の保健室に勤める千夏が、
19歳下のある男子生徒に惹かれていく気持ちが描かれています。
止められない彼女の気持ち。抑えなければならない感情。
良かったです。切なくて。

最後に物語は急転します。

「田村はまだか」

私も一緒になって声をあげたくなりました。
こそばゆくも温かみの残る一冊です。

マスターの絶妙な距離感も良かったです

お気に入り度:★★★★☆ (2010年3月18日読了)

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大島 真理 『司書はふたたび魔女になる』

2010.04.02 *Fri
司書はふたたび魔女になる司書はふたたび魔女になる
(2007/06)
大島 真理

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魔女司書大島さんのエッセイ第三弾です。
本や図書館にまつわることから、これだけ視野を広げて考えることができるんだな、と毎回感心させられます。
今回は特に、学校の先生のお話を聞いているような気分になりました。
楽しいことだけじゃなく、問題もいろいろ見据えたエッセイ。
もっと幅広い読書も心がけたいな、と思った一冊です。

バスラの図書館員のお話は胸をうたれました。
ウィキペディアの危険性も、ついつい忘れがち。

図書館にまつわる本や映画についても紹介してくださっています。
こういう風に自分なりの書誌を作るのもいいかもしれません。
まずは得意分野から集めるだけで自然と書誌ができあがっていたりしますよね。

お気に入り度:★★★★☆ (2010年3月18日読了)

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大島真理 『司書はときどき魔女になる』

2010.03.31 *Wed
司書はときどき魔女になる司書はときどき魔女になる
(2006/04)
大島 真理

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内容(「BOOK」データベースより)
司書は“天職”という図書館司書の仕事とその魅力。仕事の周辺から本や映画にまつわるエピソードの数々を静かに語る。



司書であり大学講師でもある大島さんの図書館や本にまつわるエッセイ第二弾。

前作は図書館業務の基本などを織り交ぜたものが多かったのですが、今回は前作よりも一歩奥に踏み込んだ感じの内容が多かったように思います。
日々の出来事というより、そこから学んだこと、そして伝えたいこと、彼女の図書館や司書、働く女性に対する強い思いを感じました。

本の紹介や、映画の紹介も挟まれていて、まだまだ読んでいない本がたくさんあるなぁと実感。
司書の登場する映画なども紹介されています。
本や図書館にまつわるエッセイは読んでいてわくわくしてきますね。

お気に入り度:★★★☆☆  (2010年3月16日読了)

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乙一 「きみにしか聞こえない―CALLING YOU」

2007.10.14 *Sun
きみにしか聞こえない―CALLING YOU (角川スニーカー文庫) きみにしか聞こえない―CALLING YOU (角川スニーカー文庫)
乙一 (2001/05)
角川書店

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<内容>
私にはケイタイがない。友達が、いないから。でも本当は憧れてる。いつも友達とつながっている、幸福なクラスメイトたちに。「私はひとりぼっちなんだ」と確信する冬の日、とりとめなく空想をめぐらせていた、その時。美しい音が私の心に流れだした。それは世界のどこかで、私と同じさみしさを抱える少年からのSOSだった…。(「Calling You」)誰にもある一瞬の切実な想いを鮮やかに切りとる“切なさの達人”乙一。表題作のほか、2編を収録した珠玉の短編集。 (Amazonより)



「ZOO」が余りに強烈すぎて、すっかり遠ざかっていた乙一さんの作品です。映画化が気になり思い切って手に取りました。

3つの短編集となっており、映画化されたのはそのうちの「CALLING YOU」という短編です。

自分の頭の中で携帯電話を持ってささやかな楽しみとしていた孤独な少女。ある日突然その携帯電話がある人と繋がって・・・。
時間や時空がちょっとねじれた2つの世界がつながるラブストーリーです。切なさはお約束ですよね。私はこういった設定にとても弱いんです・・・。

静かで暗い雰囲気が続く中見えてきたほんのわずかな温かな明かり。
その明かりを手の中でひっそりと大事にしたいだけなのに・・・。
切ない物語です。短編なのですがそれが却って大きな余韻を読者に与えているのかも。

個人的に、この方の文章はなんというか、何だかちょっと「生臭い」感じがしてしまいます。ありえない設定なんだけど何だかリアルに背後で起こっているような・・・切ないながらもぞくっとさせるものを持っている、そんな感じです。ハマる方はハマるのでしょうね。(自分にはちょっと若すぎる感じです。こんなところでも歳ってとっていくものなんですね(苦笑))

お気に入り度:★★★☆☆

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ペーパー図書館司書です。
恩田陸、原田マハ、小川洋子、梨木果歩、森見登美彦、伊坂幸太郎、村上春樹、米澤穂信、穂村弘、瀬尾まいこ、森絵都、エンデ、キャロル、オースター、オースティン、マキューアン・・・など。

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