This Category : 浅田次郎

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浅田次郎 「椿山課長の七日間」

2007.01.10 *Wed
椿山課長の七日間 椿山課長の七日間
浅田 次郎 (2005/09/15)
朝日新聞社

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<あらすじ>
働き盛りの46歳で突然死した椿山和昭は、家族に別れを告げるために、美女の肉体を借りて七日間だけ“現世”に舞い戻った!親子の絆、捧げ尽くす無償の愛、人と人との縁など、「死後の世界」を涙と笑いで描いて、朝日新聞夕刊連載中から大反響を呼んだ感動巨編。(Amazonより)



映画化されてましたよね。西田敏行と伊藤美咲で。
その予告編を観て読んでみた作品です。

思いを残したまま急死してしまった横山課長が限られた時間だけ美女の身体を借りて現世に戻ってくる。ありがちといえばありがちなストーリー、を想像しつつも,きっと涙するんだろうな、と読み進めました。
でも、良い意味で期待を裏切られました。

死んでしまった椿山課長を待っていたのはシステム化された死後の世界。
極楽往生するために自分の犯した罪に対する講義を受け、反省したら「反省ボタン」を押すだけでたとえ殺人者でも極楽に行ける・・・。
そんな皮肉めいた天国への階段の場面から始まるこの物語は、本来ならとても辛い出来事、切ない心情をあくまでも明るく、前向きに描いているからすごい。

「正体を知られてはいけない」
「復讐してはいけない」
「期限を過ぎてはいけない」

現世に戻る条件のうち一つでも破ったら・・・「こわいことになる」
その危険を冒してでも現世に戻った椿山課長を初めとする3人によって
物語は進んでいきます。
椿山課長は主人公であって主人公で無い。
これだけ陰が薄い主人公も珍しい、って感じてしまうくらい
彼を取り巻く人達の温かさ、純粋さ、そして強さに圧倒されました。

セリフ中心の物語なので殊更感情移入してしまったのかもしれません。
読み終わったときには号泣してました。(最近ホント涙もろいのですが)
、そして悲しいのにほんわか幸せな気分にもさせてくれる、そんな素敵な物語だったと思います。

特に椿山課長のお父さん(おじいちゃん)と二人の子ども達(陽ちゃんと蓮ちゃん)にはぐぐっと心をつかまれました。

なんともちょっと頼りない椿山さんでしたが
こんな強く暖かな人たちに囲まれて本当に幸せだったと思います。


お気に入り度:★★★★★

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浅田次郎 「プリズンホテル 1<夏>」

2006.12.01 *Fri
プリズンホテル〈1〉夏 プリズンホテル〈1〉夏
浅田 次郎 (2001/06)
集英社

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<あらすじ>
極道小説で売れっ子になった作家・木戸孝之介は驚いた。たった一人の身内で叔父の仲蔵が温泉リゾートホテルのオーナーになったというのだ。招待されたそのホテルはなんと任侠団体専用。人はそれを「プリズンホテル」と呼ぶ―。 (Amazonより抜粋)



「王妃の館」のように、いろんなキャラが登場し、絡み合い、
笑って泣いてフィナーレへ・・・という流れを想像して手にとりました。
でも予想とはちょっと違いました。
ある筋の方々専門のホテル、そこで急に働くことになった高級ホテル出身の支配人にシェフ、豪快な番頭さんに日本語の話せない仲居さん達、そしていろんな事情を抱えてやってきた宿泊客達。
出てくる人達が憎めない、暖かな人たちばかりでくすりと笑わせてくれます。
主人公の小説家を除いては・・・(ノд-。)

どうしてもこの主人公の小説家が好きなれませんでした。
母親の愛情に飢えたことから屈折した人格が生まれ周りの人々を傷つけることで何とか生きてきた・・・のかもしれませんがどうしても受け入れられませんでした。
彼が出てくるとそれまでの楽しさがぐぐ~っと下がってしまったんですよね・・・。
そんなわけで心から楽しめませんでした。早く最後にたどり着いて安心しなきゃ・・・という感じで。
とはいえこのホテルに泊まればそんな彼もねじれてばかりはいられませんけどね。

他の「季節」のこのホテルではどんなことが起こるのでしょう。
機会を作って読みたいと思います。

お気に入り度:★★★☆☆

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浅田次郎 「王妃の館」

2006.11.07 *Tue
王妃の館〈上〉 王妃の館〈上〉
浅田 次郎 (2004/06)
集英社

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王妃の館〈下〉 王妃の館〈下〉
浅田 次郎 (2004/06)
集英社

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あらすじ(Amazonより)
パリはヴォージュ広場の片隅にたたずむ、ルイ十四世が寵姫のために建てたという「王妃の館」。今は、一見の客は決して泊めない、パリ随一の敷居の高さを誇る超高級ホテルとなっているこのシャトーに、なぜか二組のワケあり日本人ツアーが同宿することになった。しかも、倒産寸前の旅行代理店の策略で、客室を昼と夜とでダブル・ブッキングされて…。


パリにある超高級ホテル。
そこにいろいろな悩みや事情を抱えた日本人ツアー客がやってくる。
片や150万という大金を払いファーストクラスに3つ星レストラン付きの高級ツアー。
片や19万ちょいのエコノミー格安ツアー。
でも、宿泊するホテルは一緒。部屋も一緒。
そんなことって果たして成立するのか?!

という、そもそもの設定から楽しませてくれますが、ツアー客達の各々の事情が絡み合い、もつれあい、旅の終着点に向けて綺麗に(ちょっと無理があるけど)繋がっていく。
長い物語ですが、軽いタッチなのであっという間でした。
エンターテイメントとして楽しめました。

間に織り込まれてくるルイ14世の隠し子「プチ・ルイ」のお話が、世界名作劇場のように泣かせるんですよね~(ノд-。)
これがとてもいいスパイスになり、ツアー客達のどたばたと良いバランスをとってくれていたと思います。

お気に入り度:★★★★☆

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浅田次郎 「地下鉄(メトロ)に乗って」

2006.11.07 *Tue
地下鉄(メトロ)に乗って 地下鉄(メトロ)に乗って
浅田 次郎 (1999/12)
講談社

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あらすじ(Amazonより)
永田町の地下鉄駅の階段を上がると、そこは三十年前の風景。ワンマンな父に反発し自殺した兄が現れた。さらに満州に出征する父を目撃し、また戦後闇市で精力的に商いに励む父に出会う。だが封印された“過去”に行ったため…。



これは映画の予告を観てちょっと惹かれ、原作が「浅田次郎」と聞き、「浅田次郎だったら絶対面白いに違いない!」と思って原作を手にとったものです。
なんて勝手に思っているものの、実は浅田次郎はこれが初読です(笑)。
でも何故か「浅田次郎だったら面白いはず」という確信を持っている私は、期待は裏切られないかしら・・・とどきどきしつつ読み始めました。

期待は裏切られませんでした。

「ひとつだけ、訊いていいですか」

お時の答えがもし違っていたら・・・。
愛する人のためにしてあげれること、それが本当に正しかったのかどうかは、疑問です。

涙が止まりませんでした。

お気に入り度:★★★★★

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